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新しさとは何か
from 2021/09
新しさとは何か

4つの原始本能
新しさ vs 生きる
> はじめの二つは、"生きるための本能"と"新しさを求める本能"。
> 前者は、食欲や睡眠欲といった肉体のホメオスタシス恒常性)を保つための感情、身体的な痛みや恐怖といった危機を遠ざけるための感情が含まれています。
> 後者は、いわゆる知的好奇心だったり、知覚能力・運動能力を超える時の快感(≒スリル)などが含まれています。
> これらは他者がいなくても、つまり自分ひとりだけでも成立可能な感情です。また、"好奇心、猫をも殺す(=あちこちに首を突っ込み過ぎると、命がいくつあっても足りない)"という言葉があるように、これら二つの本能群は、ゆるやかに相反するベクトルを持っています。
愛 vs 力
> 残る二つは、"愛を求める本能"と"力を求める本能"。
> 前者は、恋愛感情、愛欲、友情といった多幸感をもたらす感情や、それらを喪失したときの悲しさの感情などを含みます。
> 後者は、他人と比較したときに生じる優越感・劣等感や、自分を磨くために有益な達成感・向上心などといった感情を含みます。
> これらは基本的には他者が存在することが前提の感情です。また、これら二つの本能群は、他者に対する意識の面でゆるやかに相反するベクトルを持っています。

注意
これについては、全面的に支持しているわけではない
本能は進化において自然淘汰の圧力を受けている
行き当りばったりに都合よく進化してきた
つまり本能はつぎはぎ
4つになんて簡単にまとめられるわけではない
「二項対立を二つ組み合わせただけじゃん」的な
しかし、この「新しさ」vs「生きる」、「」vs「」という二つの軸(X-Y座標)という考え方はとても面白い