> で、ウェブででリアルに知覚できる素材は何かというと、わたしは、スクロールバーだったり、テーブル、文字、色だったり、ステータスバーだったり、スクロール/リサイズ、マウスオーバーとかなんだろうと思います。 Flashの中で、どんだけおもしろいことやっても、ガラスケースの中のおもちゃみたいな感じがするのよね。 こっちにこないし、さわれない。 きれいな画像もスナップショットでしかない。 アイドルの写真と、アイドルそのものが違うみたいに。 http://web.archive.org/web/20080705145602/http://d.hatena.ne.jp/brazil/20070406/1175826554
> ウェブにどっぷり浸かった開発者にとっての自由とは、こういうかんじだ。そこにあるものがどういうふうにして構成されていて、それがどういうふうに動くかがすべてわかる。その構成要素ひとつひとつに(FirebugだったりDOMだったりを介して)直接触れることができて、自由に動かすことができる。Flashにはそれができない、だからFlashは自由でない、おもしろくない(でもFlashの中に入れば全部自由になるらしいですよ)。 と感じるけれど、そうじゃない。 HTML+jsでできていて、その構成要素のひとつひとつを自由にできることのほうが奇跡なのだ。 https://ku.ido.nu/post/90358126519/iphone-application-development-and-my-impression/amp
> デスクトップアプリケーションで、その構成要素ひとつひとつにアクセスして、その動作を自由にいじることができただろうか。DLLを入れ替えるとかSIMBLをかますとかで容易さの程度はプラットホームで異なるけどやればできた。丁寧にガラスケースをはがして、ガラスケースを支えている部品がどうなっているのかを理解して、つじつまの合うように部品を組み替えて、ガラスケースを閉じればいじることはできた。うまく言えないけどHTML+jsにはガラスケースがついてない。ガラスケースがついてない前提で設計されているので、中身を少しいじっても致命的な問題にはならない。</table>ひとつなくなってもてきとうになんとかしてくれたり。 iPhoneにもガラスケースがついてる。WindowsやMacにはそのガラスケースをはがすためのツールがついているけれど、iPhoneにはガラスケースをはがすためのツールはついてない。ふつうガラスケースはついてるし、ものによってはガラスケースをはがすこともできなかったりする。 https://ku.ido.nu/post/90358126519/iphone-application-development-and-my-impression/amp