> 16世紀中頃から18世紀初頭にかけてのイギリスの村落・宮廷・議会などにおける広義の「課税の政治」を検討する。この時期は、課税規模が何世紀もの安定の後、急激な増大を見せ、課税の性格および総収入に関わる貢献度に重要な変化が見られた時期であった。本書では、1694年以降の恒久的国債を可能にした租税を基金とする国家が出現した、まさにこの時期における課税の政治的・法律的・憲政的・社会的・経済的影響を考察する。