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NASA米国航空安全報告システム
1976年設立
航空事故の防止目的
運航乗務員、管制官、整備士等から運航の安全に関する不具合報告する

報告は義務ではなく任意
第三者機関(民間シンクタンクBattelle)へ報告
キーワード検索で報告内容は公開(現在はインターネットからも見ることができる)
報告者は匿名で登録(報告者の個人名、所属会社、便名は公開せず)
免責を担保(行政責任、刑事責任は問わない)
「ミスの処罰より、事例情報が得られる方が有益」
アクシデントは氷山の一角に過ぎず、その背後にある膨大な量に及ぶインシデントをも分析対象とすることで、より多くの知見を引き出そうとするものである。
現在、ASRSへの報告件数は月間3000件程度であり、毎月これらの分析結果がフィードバックされている。
安全報告制度の具備すべき要件として、
免責性(報告者が処罰されないこと)
秘匿性(匿名性を堅持すること)
公平性(第三者機関が運用すること)
簡易性(手軽に報告できること)
貢献性(安全推進に貢献していること)
フィードバック(確実に役立っていることを本人に伝えること)
が必要である。