総資本は、会社が外部から調達した借入金や社債などの「他人資本（負債）」と、株主が出資した資本金や過去の利益の蓄積などの「自己資本」を合算したものをいう。

すなわち、総資本は、貸借対照表の貸方を全て合算したものであり、その内訳については、負債は流動負債（支払手形、買掛金、短期借入金、未払金 他）と固定負債（長期借入金、社債、退職給与引当金 他）から構成され、一方で自己資本は資本金と法定準備金（資本準備金、利益準備金）と剰余金から構成される。

一般に、総資本は会社の規模を表し、その内訳についても注意が必要である。

総資本の貸借対照表での計算式

総資本＝他人資本（負債）＋自己資本

総資本＝総資産

総資本の財務分析

総資本回転率 ＝ 売上高 ÷ 総資本

総資本利益率 ＝ 利益 ÷ 総資本