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新旧論争
17世紀末から 18世紀初めにかけて、古代文学近代文学優劣をめぐってフランスで行われた論争
「古代派・近代派論争」ともいう。
16世紀中頃以降、古代の権威は絶対であったが、デカルト以後はこれに疑いをいだく者も多く、17世紀末にいたって古代人の優越性に対する反駁が C.ペローによって行われ、ボアローがそれに対抗して大論争が起った。
近代派にはフォントネルらが加担、古代派にはラシーヌ、ラ・フォンテーヌ、ラ・ブリュイエール、フェヌロンらが加わった。
この論争の結果、古典主義深刻な 打撃を受け、古代文学の伝統に代って進歩の観念、および批評の独立と相対主義が導入された。