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新実在論
20世紀初頭のイギリスやアメリカで、19世紀の観念論の傾向への批判として登場した実在論の動向をいう。
イギリスではケンブリッジ分析学派(ムーア、ラッセル)の実在論をさすが、アメリカではとくに共同論集『新実在論』The New Realism(1912年)を刊行したメンバー(ペリー、スポールディングら6人)の主張をいう。
後者は、抽象的対象をも含む、意識から独立した広義の客観と主観との外的関係において認識は成り立つと考える。