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批判哲学
哲学史的には、『純粋理性批判』で示されたカント批判主義立場をさす。
すなわち、独断論懐疑論に陥ることを避け、理性の自己認識を究明するのが批判主義の立場で、彼によれば批判とは書物や体系の批判ではなく、一切の経験から独立して得られる認識に関しての理性の能力の批判であるとされる。
19世紀後半、O.リープマンのいわゆる「カントに帰れ」を標榜した新カント派は、方法論的にはこの立場を継承している。
kritische Philosophie