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ユースケース図
システムが提供する機能と利用者の関係を表現する

実際にそのシステムがどんなことをしてくれるのか、ということを利用者の立場から見るための図である。
主に設計初期に、要求・要件定義を明確にするために用いられる。

開発しようとしているシステムの機能を、システムの外の人やシステムとの入出力を記述することで、概説しようとしているもので、アクター(actor)、ユースケース(use case)、および関連から構成される。

通常、一つのユースケース図には、システムの比較的小規模な一まとまりの一連の動作を書く。
ここではそのような一連の動作をシナリオ(scenario)と呼ぶ。
シナリオ毎にユースケース図を作っていく。
また、システム全体の機能を完全に記述しようとするのではなく、興味ある機能を複数のユースケース図で記述していく。

シナリオは、クラス図の作成で用いたように、システムの要求定義書や仕様書を利用したり、システムのモデル化したものを用いたり、またユーザーにインタビューすることによって抽出する。


イヴァー・ヤコブソン (Ivar Hjalmar Jacobson)