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05288-181015 授業見学にお二人来訪

お二人の大学教員が授業参観にいらっしゃいました。shioがどのように「アクティブラーニング」を実践しているのか。実際に見てみたい、というご依頼。大歓迎。

新潟星稜大学の峰本義明先生および東京大学の松田英子先生。
峰本先生は国語科教育法がご専門で、以前からshiologyをお読みくださっていて、実際に授業をご覧になりたいとのご希望をいただいており、今回、ようやく実現。松田先生は高校生の時、shioが野尻小学生キャンプでCITディレクタを担当した時にCIT(Counselor In Training)として参加して以来、十数年ぶりに会う。大学で助教になり教壇に立ち、もっと授業を良くしたいため、shioの授業を参考にしたいとのこと。



先生方には「授業中、教室内を歩き回ってご覧いただいて結構ですよ」とお伝えしてあったので、実際に歩き回って学生たちの様子をご覧になりました。shioの授業にはほとんど毎週、複数の社会人が授業を参観しにいらっしゃるので、学生たちも慣れたもの。授業中、shioが問いかけると、普段どおりたくさんの手が上がり、みんなそれぞれ自分の考えを述べる。授業内容が広がり、深まる。

授業の主人公は学生たち
授業は学生たちがアクティビティをする時間。教員はコーチ。
教育」とは「教員が教えて教員が育てる」、のではなく「学生が教えて学生が育つ」こと
学生たちが「教える」とは、学生たちが言語化する(書く、話す)ことによって理解を深め、無理解を認識するプロセス
education」とは学生たちのポテンシャルを引き出す(educe)こと。その工夫が教員の醍醐味
教育とは「教えない」こと。学生たちから「引き出す」こと。
「授業」とは「業を授ける」。一方的に情報伝達する「講義」(義を講ずる)ではなく「授業」する。


参観されたのはこの3コマ。
3限「LE1」:1年生の選抜クラス。ほとんどは前期の「民法1」で成績優秀(S)だった学生たち14名。司法試験、司法書士試験、弁理士試験、宅建、公務員試験、ロースクール受験といった法律系の資格試験受験を目指す学生が多いですが、単純に論述力を磨きたい学生たちも履修しています。法的三段論法を身につけるのが目的です。
4限「民法1」:1年生向けの民法の授業。
5限「1年ゼミ」:成蹊大学法学部は1年生から4年生まですべての学年でゼミが開講されているのが特徴です。shioの1年ゼミは今年の参加者14名。著作権法の判例を研究しつつ、判決文の読み方、事実の捉え方、条文の読み方、法的三段論法を身につけていきます。


終了後、一緒に授業参観した卒業生(社会人)、大学院生とともにお二人とお食事に行き、ご感想をうかがいながら授業方法について情報交換。とても楽しい。さらに喫茶店に行って遅くまで語りました。

峰本義明先生はその日の晩に、授業参観についてブログをお書きになりました。ありがとうございます。

峰本先生、松田先生、いらしてくださってどうもありがとうございました。また語りましょう!!