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#100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった

shimizukawa紹介記事書きました

基本情報
書籍名: #100日チャレンジ 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった
出版社: 日経BP
著者: 大塚あみ (著)
ページ数: 224
金額: 1800円+税
発売時期: 2025/01/11
Amazonリンク: https://amzn.to/4iTGUIJ

本の感想
出版社さんから恵贈頂きました。
スキマ時間で読み進めようと思ったら、「次にどうなるんだろう」がずっと続く感じで、時間があれば一気に読んでしまいました。
オビにある著者の心境「宿題をサボるために、 ChatGPTを使おう!」が最終的に「作品作りの 主体は私だ!」に変化していく流れが、読んでいて面白い。ChatGPTを軸に進んでいく異世界転生ものっぽい現代の実話、という感じ。
プログラム内部構造の変化と本人の内面の変化が同時に進行していくのが読んでいて飽きないです。
ChatGPTとの付き合い方の変化もまた実践しているからこそな感じでその観点で読んでも面白かったです。
とても読みやすい本で、この文章もChatGPTで生成してるんだろうなあ、と思ったらChatGPTなどは使わず自力で書いているとのこと。文章を書くのが苦手だったところから、イチから文章の書き方や物語の書き方を学んで、書いていったらしい。文才があると思ってしまったけど、才能で片付けてしまうのは失礼でした。才能だとしたら、目的に合わせたスキル獲得を最短ルートで行う方法を見出す才能がある、という感じだろうか。
プログラミング学習において、成長に必要な最大の要素は プログラミングを楽しむことなんだと改めて思った

本の概要
> 怠け者の大学4年生がChatGPTに出会い、ノリでプログラミングに取り組んだら、
> 教授に褒められ、海外論文が認められ、ソフトウェアエンジニアとして就職できた。
> 大学4年の春。授業でChatGPTを知った私は、宿題をサボるためにその活用法を編み出した。
> プログラミングにも使えることを知り、出来心で「#100日チャレンジ」に取り組み始めた。
> 毎日1本、新しいアプリ(作品)を作り、X(旧ツイッター)に投稿するというものだ。
> 暇つぶしで始めたそれは、過酷な挑戦であると同時に、日常的な興味と学び、そして飛躍をもたらした……。
> ―― Z世代の著者によるAI駆動型プログラミング学習探究記 ――
オビ
> 宿題をサボるために、 ChatGPTを使おう!
> これなら、面倒な作業を最小限に抑えて、 楽にレポートや課題を終わらせられる。
> 暇つぶしにもうひとつ何か作ろう。 なゲームChatGPTで作れるかも?
> オセロを作って!
> 投稿が目に留まった。#いいねの数だけ勉強する それを見た瞬間、私の中で何かが動き出した。
> これ、プログラミングで やったらどうなる?
> 企画完結に向けて折り返したばかり。 既に成果が実感できている。
> この調子で100日目 まで駆け抜けよう!
> CharGPTは最短の解決策を教えてくれるかも しれないが、最適解かどうかは私しか判断できない。
> 作品作りの 主体は私だ!

関連記事
著者本人による書籍執筆の裏話
インタビュー記事
> ―― ところで、プログラマーの三大美徳って知ってますか?
> 「知らないですけど」
> ―― ラリー・ウォールという人によると、プログラマーが持つべき態度は、《怠慢》《短気》《傲慢》であると。
> 「それ、まさに私のことです」
書籍紹介記事
> 本書は、生成AIやプログラミングの経験者だけでなく、これらを試したことがない人、あるいは使いあぐねている人にこそ読んでほしい。著者の体当たり的な挑戦は、きっと参考になり、励みにもなるはずだ。一気に読了したが、『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)にも似て、実に爽快な一冊だった。
> 下僕からの脱却
> 世の中では、教育におけるChatGPTの使い方について「結果について疑いなさい」と教えていたり、ある大学教授はプログラミング演習で「生成されたコードを読めることが大切」と教えていたりする。それも、その場では正しいのだと思うが、それが「学び」なのだろうか?
> それは、むしろ人間を生成AIの「下僕」になる道へとまっしぐらに向かわせるものではないか?ということが頭をよぎる。ChatGPTが、出力してくる結果をありがたく頂戴してそれで自分が得をしようという「与える・与えられる」の図式だからだ。
> 大塚さんのプログラミングに対する知識の向上と興味の拡大に応じて、適切なテーマを示すことは、私の重要な役割だと心掛けていたものである。
> 2024年度の大学1年生向けの講義「入門ICT演習」にて、ChatGPTを使った学習を取り入れてみた。簡単なゲーム作成と、アプリが動作する仕組み、UNIXの操作方法、ファイル構造などのコンピューターサイエンスの基礎知識を講義しつつ、適宜ChatGPTを使った自習時間を設けてみた。すると、従来なら脱落する学生が少なくないのに、より多くの学生が興味を持ったまま最後まで取り組んでくれたのである。
> このことから「情報」に関する教育手法が、生成AIによって今後大きく変化するとも考えている。そうだとしたら、大塚さんの『#100日チャレンジ』は、その一里塚として、記憶されることになるのかもしれない。

お勧めの読者
プログラミング初心者の方はもちろん、色々な人に刺激になる、お勧めの1冊だと思います。

扱っている分野

動機、価格
入手日: 2024/12/25
入手金額: なし。恵贈頂きました
入手フォーマット: 紙
入手動機: なし
動機は満たされたか: なし

関連リンク