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問いの編集力

基本情報
書籍名: 問いの編集力: 思考の「はじまり」を探究する
著者: 安藤 昭子 (著)
ページ数: 224
金額: 1900円+税
発売時期: 2024/09/20
カテゴリ: #思考力 / #問い / #編集力

shimizukawa 本の感想
> AIが「答え」を出す時代に思考の主導権を取り戻す
このキャッチコピーが気になって読み始めた(Audibleで)
本書から、メノンを知り、また戻ってきて本書を読むと新しい視点で読めました
「知らなかったこと(不知)」が、「分からない事(未知)」に変わることで、「問い(未知既知にするための行動)」が生まれる。問う活動が楽しさの源泉なのだろうか?
問うことが、ある種の楽しさの源泉だとして、なぜそう感じるのかを考えると「問うこと」によって「世界が一変する瞬間」を体験できるから、となるだろうか。
(p.191)
> 問うことは、変化・変容を起こすこと。 精神の変容は、学びにおいて現れる。 世界が一変する瞬間には、 必ずや問いが介在する。

shimizukawa気になった言葉
探究型読書、クエストリーディング
才能を引き出す場のダイナミズム「連」
連は相互作用の場
ヤマザキマリさんの男性論 ECCE HOMOにも、相互作用の効果に言及がある
フィルターバブル脱出装置
タイパのトラップ
深く考える時間が取れないのではなく、深く考えないから時間が生まれない
竹内正明さんの500字の論説。仮説検証からの驚きへの巻き戻り
アブダクション、レトロダクション
アブダクションは世界を再発見するための強力なツール
AIは驚かない。問の源流となる驚きを持たない
プラトンの著書、メノンソクラテスとメノンの対話)
既知は問わない
不知は問えない
未知だけを問える
学習の第三段階

引用
ネガティブ・ケイパビリティ
> わからなさを保留する力
> 不可解さや疑念をそのまま持ち続ける能力
わかる、わからない、の二者択一ではなくする第三の選択肢。わからない事を保留することで、問いが育まれる

本の概要
> AIが「答え」を出す時代に思考の主導権を取り戻す
> アルゴリズムが誘導する世界を「問う力」で切りひらく
> 編集工学に基づく知的創造のプロセス

お勧めの読者
AI時代の 読書論 / 読書の目的 を考えたい人

扱っている分野

動機、価格
入手日: 2025/01/20
入手金額: Audible会員無料、Kindle 2,048円(税込み)(ポイント50%還元)
入手フォーマット: Audible、Kindle
入手動機: 「AIが「答え」を出す時代に思考の主導権を取り戻す」というキャッチコピーが気になった
動機は満たされたか: とても!

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