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俳句
国会の前でこっそり捧げ銃
まだ君に会ってみたい美人局でも
キツツキのメトロノームで覚める朝
雨宿り筒井康隆読む君と
黒南風のラブホテル前包み泣き
慎ましさ守り忘れた夏の夜
山躑躅落ちた道路のパレット
本性を包み隠した夏のキス
天気の子から俳句を作る
欄干に「キャッチャーインザライ」映る
ラブホテルサリンジャーと走り抜け
黒南風や街は舐めると牙を剥く
ゆっくりと笑う少女とビックマック
都会でも彼女はいません
人としてダメなラインを守る夏
占い師陽一のよう喋り方
オカルト屋科学を実は知っている
ブラジャーを惜しげに見つめる未成年
ポケットに片手を入れて雨を切れ
拳銃を隠せ少女を救うため
救っても彼女になれない都会かな
雑居ビル絶望映る雨漏りに
晴れ女バイトを首になったよう
晴れ女マックで活かせるスキルなく
皺がなく描写されてる脇の下
我々は水の中にずっといた
猫だってきっと吸いたい副流煙
月間ムーTシャツを着てトイレ拭く
晴れ女浴衣を纏ってビルに立ち
雲が消え夕日の存在思い出し
HTML彼女と弄る夏
雨空よ晴れろと飴の袋解く
洋服を着替えるように晴れる雨
ブラジャーを惜しげに見つめる未成年
迎え火を跨いで光る美脚かな
ロボトミー手術のやうな夏のキス
凍らせた生ゴミ置いて冷やす部屋