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Scrapboxは他人がカードを「くって」くれる
このプロジェクトは公開されており、私はソートを「Date last visited」にしている。

すると、前日の夜に私が見たカードの並びと、朝起きて目にするカードの並びががらりと変わっていることがある
ほかの人がいろいろ閲覧してくれたのだろう

それによって得る変化
すっかり忘れていたカードを目にする(なにせ2600以上もページがあり、そのすべてを覚えているのは無理)
情報が不十分なカードに気がつき、それを補足する
今の時点では確実にリンクにするキーワードがリンクになっていないことに気がつき、それをリンクにする

ようするに、カードの並び方変わることで、私の中で新しい知的作用が生まれるわけだ。

これは梅棹忠夫『知的生産の技術』で述べていた、「カードをくる」ことに相当する。
アナログ的イメージであれば、ほかの人が私の研究室に遊びに来て、設置してある情報カードボックスを適当に閲覧し、そのままの順番でカードボックスに返す、という感じ。
それを本当にアナログの情報カードでやられたらたまったものではないが、そもそもScrapboxでは検索とリンクでカードを探すので、並び順が変わったからといって大慌てすることはない。

こういうことができるのが、Scrapboxでの知的生産の面白さの一つだし(『Scrapbox知的生産術』)、新しい時代の知的生産のあり方だとも思う(『知的生産の風景』