191108G『アンチ整理術』
>ドラマ・アニメ化された『すべてがFになる』や、押井守監督によって映画化された『スカイ・クロラ』を生み出した人気作家による、創造的な仕事術&知的生産のヒント!
>最近では「一日に一時間しか作家の仕事をしていない(実際には四十五分)」けれど、これまでの作家生活で350冊以上を執筆し、総収入は20億円を超えています。
>シンプルな文体や洗練されたロジックが物語を彩るその作風からも、整った環境で淡々と作品を生み出しているイメージがある著者ですが、実は「書斎も工作室も、主な活動場所は散らかり放題」だといいます。
>しかしその一方で、「メモは取らない」「ほとんどのデータは保存しない」などの一見ミニマリストのような習慣もあるそうです。
>その独自の整理術の根幹にあるのは“ものを整理するのではなく、自分自身を整理する”という考え方。
>本書は、そんな著者による「環境の整理・整頓」と「散らかった自己の整理・整頓」をめぐる知的エッセイです。
>・片づけ、整理整頓が苦手で、家や会社で肩身の狭いを思いをしている
>・片づけなくても自分は何も困らないのに、親やパートナー・上司などから注意される
>・30代以上、中堅・ベテランといわれる歳になって、さらに成長したい
>など、整理を手がかりにして目指す自分になりたい人に、おすすめの一冊!
20191123『アンチ整理術』読了
実に森先生らしい一冊。
「超」整理法のように、整理しない整理などではなく、整理って必要か。そもそもそれは何のためにやるのか、みたいな切り口から話が始まる。
途中で編集者さんとのやりとりが一章つかって放り込まれていて、一瞬「?」となったのだが、読んでみて納得した。非常に面白い。というか、森先生の言いたいことは、ほぼその章でまとまっている感じだろう。
>そもそも人間が非常に不確定で、変化の激しい装置ですから、機械のように適材適所というわけにもいきません。スペックがわからないからです。自分でもわからない。
>"考えることです。もう必死になって考える。ずっと考え続けます。"