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主語の大きさと、思考の粒度
主語が大きくなる思考の傾向を持つ場合は、場合分け条件分岐といったものが欠落していて、すべてを大雑把にまとめて捉えてしまっている。そして、差異が抜け落ちる。

赤っぽい色をみかけたら、それらをすべて「赤」と呼び、赤に関する法則を適用させようとする。演繹/帰納がうまく機能しない。

「こういう場合もあるし、こういう場合もある」ならば、選択の問題になり、「何が正しいか」という正解戦争からは遠ざかる。一方で「これはこういうもの」(≒1つの場合しかない)だと、当然選択はできず、完全に合っているか間違っているかのグラデーションが欠落した極端な状態になる。

結果、(おそらく)価値判断や行動も極端になる。オレンジ色は赤っぽいけど赤性を完璧には満たせないから、「間違った存在である」、のようなことになる