generated at
『考える技術・書く技術』
『考える技術・書く技術 (講談社現代新書)』
>「情報過多の時代だから情報処理の技術を心得ておかないと翻弄されることになる」とは、
>さらに情報に振り回される現代こそ、本書の価値は高まっています。
>「頭がいいとか悪いとか、ふだんよく使われる表現だが、もともとどういう意味があるのだろうか? (中略)
>わたくしも教師生活を二十年近くは経験しているけれども、九十五点の学生と八十三点の学生の間に、
>頭のよしあしの差があると思ったことは、いちどもない。
>試験とはせいぜい、怠けているかどうかを知るのと、勉強をはげます程度にしか役立たないように思う。
>学校の成績や入学試験にいたっては、競馬の勝ち負けより少しましだといったくらいのものだ。
>とにかく信じられているほどには頭のよしあしとは関係がなさそうだ」
>「独創とか創造とかについて、わたくしは日米あわせて五十冊くらいは参考書を読んだが、
>(中略)すべてに共通することは、型にはまった考え方から離脱するために心身を訓練することであった。(中略)わたくしは、この態度をバンカラと呼んでいる」(本文より)
>○ときどき、ふだん自分が興味のないジャンルを含め、あらゆる雑誌をまとめて眺め通すと、
>頭のしこりがほぐれる(ブレーン・ストーミング読書)。
>○精読するときは、黄色のダーマト鉛筆を使って気になる部分に線を引く
>○日本語はピラミッド型、英語は逆ピラミッド型。だから英語を聞き取るためには、文の 最初に注目する。
>○自分に必要な情報を保存するとき、見出しをつけるときは「名詞」ではなく「動詞」を 使う
>○保存する引用、要約に自分の見解を加えるときは、色を変えて書く
>○アイデアを妨げるのは、「自分にはできない」という否定的な自己暗示
>○相手に理解し、同調してもらうためには、「仲間意識」をつくりあげる
>○読み手を味方にするには、私小説的アプローチを入れる