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『柔らかい個人主義の誕生-増補新版 (中公文庫 や 9-8)』
出版社 :中央公論新社(2023/12/21) ISBN:4122074606
>黄金の一九六〇年代から不確実性の時代を経て、顔の見える大衆社会へ。八〇年代初めに消費文化を美学的見地からとらえた画期的な日本社会論。この吉野作造賞受賞作に、系譜を遡り再考した「日本文化の世界性」「あらためて個人主義とは何か」の二篇を増補する
>〈解説〉福嶋亮大

『柔らかい個人主義の誕生』に、目立ちたがり消費は、人目をひくために行われるが、人目がない環境ほどより強くそれが惹起されるとあって、SNSはまさにそれという感じ。いいねと顔のある人からのフィードバックは質的に異なる。

もともと、創造の仕事がものをよりよく見ようとする行為の延長であり、いわば行動的にものを見る作業なのであるから、鑑賞が何をする営みであるかはあまりにも明らかであろう