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>アルコール依存症、離婚を経て、取り組んだ断酒。自分の弱さを無視して「何者か」になろうとするより、生活を見つめなおし、トルストイとフィッシュマンズなどに打ちのめされながらも、すでにあるものを感じ取るほうが人生を豊かにできると確信する。様々な文学作品を引きながら、日常の風景と感情の機微を鮮やかに言葉にする。新たに3篇を加え増補新版として文庫化。
>カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン)
>カバー作品 勝木杏吏
>作品撮影 森田直樹
>2章 わからないことだらけの世界で生きている
>朝顔が恋しているのは誰?
> 不快だけど大切なことを教えてくれた作品
>私はそうは思いません
>35歳問題
>わからないことだらけの世界で生きている
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>3章 弱き者たちのパレード
>二瓶さんとの雅な蹴鞠
>舌の根が乾かないおじさん
>ヤブさん、原始的で狂おしい残念な魅力
>紳士は華麗にオナラする
>肉と人と醜いアヒルの子
>中田英寿に似た男
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>4章 弱くある贅沢
>「細マッチョ」をめぐる冒険
>クローゼットの中の時間
>弱くある贅沢
>僕の好きだった先輩
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>補章 川下への眼
>一生懸命で寂しい人
>八〇〇回目くらいの話
>川下への眼
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>あとがき
>文庫版あとがき
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>飄然と、弱い自分を語ることから始める 山本貴光
>全身随筆家 吉川浩満
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