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『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版 (ちくま文庫 み-40-1)』
出版社 :筑摩書房(2024/6/10) ISBN:4480439633
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>アルコール依存症、離婚を経て、取り組んだ断酒。自分の弱さを無視して「何者か」になろうとするより、生活を見つめなおし、トルストイとフィッシュマンズなどに打ちのめされながらも、すでにあるものを感じ取るほうが人生を豊かにできると確信する。様々な文学作品を引きながら、日常の風景と感情の機微を鮮やかに言葉にする。新たに3篇を加え増補新版として文庫化。
>カバーデザイン 小川恵子(瀬戸内デザイン)
>カバー作品 勝木杏吏
>作品撮影 森田直樹

【目次】
1章 ぼくは強くなれなかった
打算的な優しさと「〇を作る理論」
rashita打算的な優しさは、そうでない優しさよりも価値が劣るのだろうか、という問い
意図と結果のずれ
『世界は贈与でできている』→結果としてそう認識されるという遡及的な認識で「優しさ」が生まれているとも言える。
rashita優しい人になりたいとたまには思う人が、優しい人なのではないか
rashita僕も「〇を作る理論」派だったが、最近考えを改めつつある
「何者か」になりたい夜を抱きしめて
rashita
「何者か」とは何者か
明確な定義を欠いた状態
誰かに認知されていること
BEとDO
僕は強くなれなかった
rashita
弱さを受け入れるという強さ
ありのままの世界
変化していく世界がそこにある
移り行く時間がそこにある
平熱のまま、この世界に熱狂したい
熱狂することで見えなくなるものがある

>2章 わからないことだらけの世界で生きている
>朝顔が恋しているのは誰? 
> 不快だけど大切なことを教えてくれた作品
>私はそうは思いません
>35歳問題
>わからないことだらけの世界で生きている
>
>3章 弱き者たちのパレード
>二瓶さんとの雅な蹴鞠
>舌の根が乾かないおじさん
>ヤブさん、原始的で狂おしい残念な魅力
>紳士は華麗にオナラする
>肉と人と醜いアヒルの子
>中田英寿に似た男
>
>4章 弱くある贅沢
>「細マッチョ」をめぐる冒険
>クローゼットの中の時間
>弱くある贅沢
>僕の好きだった先輩
>
>補章 川下への眼
>一生懸命で寂しい人
>八〇〇回目くらいの話
>川下への眼
>
>あとがき
>文庫版あとがき
>
>飄然と、弱い自分を語ることから始める 山本貴光
>全身随筆家 吉川浩満
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