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『リサーチのはじめかた ――「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法 (単行本)』
出版社 :筑摩書房(2023/9/1) ISBN:4480837256
>スタンフォード大とUBCの教授が18年かけて磨き上げたリサーチの極意、待望の翻訳!
>読書猿氏推薦!「知はすべて「あなたの感想」から始まる」
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>最もむずかしいのは、リサーチをはじめる前の段階だ。
>学生からビジネスパーソンまで、課題に取り組む全ての人必読!
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>「⾃分にとってほんとうに重要な問い」をどうやってみつけるか、
>その問いを他人と共有するために、どのように書き、研究を設計するか、
>〈⾃分中⼼の研究〉を楽しくおこなう⽅法を、演習問題を交えてやさしく講義する。
>これ一冊で何度でも使える、一生モノのリサーチガイド!
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>研究はとても楽しい。ひとつには、少なくとも理屈の上ではなんでも研究できるからである。 しかし、だからこそ人は途方に暮れてしまう。
>いったいどこから始めたらいいのだろう。
>その答えはこうだ──まさにいま、きみが立っている場所からだ。
>本書の柱をなすのはふたつの命題である。ひとつ、最初にいくつかの条件を適切にクリアすれば、研究は人生を変えるような経験になりうる。ふたつ、研究に着手するさいに最も重要なのは、自分の中心を見つけることである。研究とはたんに問題を解決する作業ではなく、そんな問題が存在することすらきみが──そして他の人々が──知らなかったような、そういう問題を見つける作業でもある。(・・・)自分はなにが研究したかったのか、それをきみに教えられるのはきみ自身だけ、ほかのだれでもない。「なにを研究するか」という問いに答えるには、鏡をじっくり見つめるしかないのである。
>(「はじめに」より)
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>◆ 原 著 へ の 賛 辞 の 数 々 !
>「読んで楽しく、あらゆるレベルの人に役立つ」
>イアン・ジョンソン(ピューリッツァー賞受賞作家、ジャーナリスト)
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>「学生にとっても、学生を教え、助言し、指導する人にとっても、同様に価値のある本である」
>スティーブン・E・ガンプ(プリンストン大学、Associate Director of Fellowship Advising)
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>「一生学び続けるための理想的な教科書」
>ダレン・スウィーパー(モントクレア州立大学、図書館司書)
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>「これまでに読んだリサーチ技法についての本の中で、最高の本のひとつ」
>クレア・マー(ペンシルバニア大学博士候補生)
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>「どのように研究を始め、次に何をすべきか。この最大の問題に対して、マラニーとレアは、スマートで読みやすく、思いやりのあるガイダンスを詰め込んだ、小さな宝石のような本を私たちに与えてくれた。読んで、使って、また読もう」
>ウィリアム・ジェルマーノ(クーパー・ユニオン教授)
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>【目次】
>はじめに
> 「自分中心的研究」宣言
> 中心のある研究こそ最高
> この本の使いかた
> 内側が第一、外側は第二
> やってみよう――ここで、いますぐ書く
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>第 1 部 自 分 中 心 の 研 究 者 に な る
> >第1章 問いとは?
> テーマは問いではない
>‣ やってみよう――自分自身を検索する
>‣ やってみよう――退屈を手がかりにする
>‣ やってみよう――やるなら思いきり小さく
>‣ 反響板――研究ネットワークの構築に着手する
> きみは問いを生み出した
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>第2章 きみの問題は?
>問いに飛びついてはいけない(問題をとらえ損なうことになる)
>問いに対してストレステストを実施する
>‣やってみよう――問いに診断テストを実行する
>‣やってみよう――一次資料を使って問いを鍛える
>‣やってみよう――思い込みを可視化する
>‣やってみよう――問いと問いを結びつける問題を特定する
>‣反響板――一次資料の手がかりを得る
>ついに問題発生(よい意味で)
>
>第3章 成功するプロジェクトを設計する
>一次資料とその使いかた(あるいはシリアルの箱を読む五〇の方法)
>‣やってみよう――一次資料をシリアルの箱と同じように扱う
>‣やってみよう――一次資料を思い描く
>点と点を結ぶ――資料から議論へ
>資料は自分を弁護できない
>‣やってみよう――資料を用いて点と点を結ぶ(ただし鉛筆で)
>研究資源の評価
>‣やってみよう――意思決定マトリクス
>‣反響板――きみの意思決定マトリックスは完全か
>二種類のBプラン
>作業場を用意する
>‣やってみよう――無から資金を生み出す(正式な研究計画書を作成する)
>‣反響板――信頼できるメンターに研究計画書を読んでもらう(だたしこれが予備的なものだと理解している人に)
>きみはプロジェクトのスタート地点に立った
>
>第 2 部 自 分 の 枠 を 超 え る
>
>第4章 きみの〈問題集団〉の見つけかた
>問題を共有する研究者を見つける
>‣やってみよう――変数をひとつ入れ替える
>‣やってみよう――前とあとのゲーム
>‣やってみよう――きみの集団を探す(二次資料検索)
>きみの〈集団〉に合わせて書き換える
>‣やってみよう――「仲間言葉」を見つけて書き換える
>‣反響板――計画案の一般用語バージョンは意味が通るか?
>きみの〈集団〉にようこそ
>
>第5章 〈分野〉の歩きかた
>〈分野〉内の〈問題〉を知る
>分野を読んでかれらの問題を知る:「文献レビュー」を再考する
>‣やってみよう――「きみの問題はなに?」書店を開く
>(つまり、〈分野〉を〈問題集団〉で分類する)
>‣やってみよう――他者の変数を入れ替える
>‣やってみよう――きみの〈分野〉に合わせて書き直す
>‣反響板――きみの〈分野〉で〈反響板〉を探す
>きみの〈分野〉にようこそ
>
>第6章 はじめかた
>心配はいらない。ただ書くだけだ。
>‣やってみよう――「第0稿」を作る
>自分の言いたいことを理解する――〈第1稿〉を書く
>‣やってみよう――「0」から「1」へ
>完璧は退屈
>‣反響板――自分自身と対話する
>自分中心的研究の世界へようこそ
>
>おわりに 研究者としての未来、次に待つものは?
>‣やってみよう――新しい問題を見つけて新しいプロジェクトを始める
>‣やってみよう――他者を手助けする
>
>謝辞
>参考図書

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