NIP-56
kind: 1984
のイベントによって、スパム、違法な・露骨な内容を含む投稿を報告できるようにする。
kindの数値の由来はおそらく
これ 
content
には、報告者による追加情報を含めてよい(MAY)。
タグ
報告イベントには、報告対象ユーザの公開鍵を指す p
タグを含めなければならない(MUST)。
e
タグか p
タグの3番めの値に、報告の種類を表す文字列を指定しなければならない(MUST)。
nudity
: 性的、猥褻物
malware
: ウイルス、トロイの木馬、ワーム、ボット、スパイウェア、アドウェア、バックドア、ランサムウェア、ルートキット、kidnapper等
profanity
: 侮蔑、罵詈雑言、ヘイトスピーチ
illegal
: 違法
spam
: スパム
impersonation
: なりすまし
other
: 上記のカテゴリに当てはまらない報告
impersonation
のように、プロフィールに対する報告でしか意味をなさない報告タグもある。
さらなる修飾とクエリをサポートするために、
NIP-32で定義されている
l
と
L
タグを使用してもよい(MAY)。(訳注:ここでの「修飾」はNIP-32の修飾のこと)
イベント例.json{
"kind": 1984,
"tags": [
[ "p", <pubkey>, "nudity"]
],
"content": "",
...
}
{
"kind": 1984,
"tags": [
[ "e", <eventId>, "illegal"],
[ "p", <pubkey>]
],
"content": "He's insulting the king!",
...
}
{
"kind": 1984,
"tags": [
[ "p", <impersonator pubkey>, "impersonation"],
[ "p", <victim pubkey>]
],
"content": "Profile is imitating #[1]",
...
}
クライアントの挙動
クライアントは、報告をもとしたモデレーションを行うことができる。例えば、フォローしている人のうち3人以上がプロフィールに露骨な表現が含まれていると報告したら、そのアカウントのプロフィール画像を自動でぼかすなど
報告イベントを受け取るのに時間がかかる場合、十分な報告が集まるまでの間どうすべきかという問題がありそう

リレーの挙動
リレーが報告をもとに自動的なモデレーションを行うことは推奨されない(容易く遊びに使われてしまうため)。
リレーの管理者は、違法な・露骨なコンテンツを削除する目的で、信頼できるモデレータからの報告を利用できる。