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最初の立ち上げは素早く、あとは気長に
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> 外国語を学習するときは、ある程度のボリュームの知識がなければ何も始まらない。単語をほとんど知らず、基礎的な文法も知らなければ、簡単な文を言うことも出来ないし、文章を読むこともできない。だから、学習を始めたばかりの時には、集中的に学習して、不完全であっても最低限の文法と単語からなる一定量の知識システムをスピーディに立ち上げることが必要。
英語学習をこれから始めるにあたって非常に示唆に富んだテキストだnolimitakira

> 知っている単語が増えて、英英辞典SkELLなどの短い文をそんなに苦痛でなく読めるようになったら手持ちの語彙システムを足がかりとして新しい単語を語彙に加えていきながら、日本語スキーマとは別の英語スキーマを徐々に作っていくフェーズに移る。ここでは気長に、あまり間を空けすぎずに学習を続けていくことが大事。システムが走り出して、安定したフェーズに入ったら毎日根を詰めて学習するより、程よい間を置いて学習した方が学習効果が高い。
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> 記憶は時間と共に必ず減衰する。しかし減衰しかけたところで(完全に忘却する前に)以前覚えたことを再び学習すると、学習内容が既存の知識と関係づけられやすくなり、記憶が定着してより深い学習ができるようになる。長期的には間隔学習の方が記憶の保持もよく、深い知識が得られることは認知心理学の研究で明確に示されている

> ただあまり生真面目に毎日・毎週必ず英語の勉強をしなければと思い詰めることは良くない。英語の学習の時間がストレスになるのなら、そしてどうしても今すぐ英語を使わないと生活に支障があるという差し迫った状況でないのなら、思い切ってしばらく休み、まとまった時間が取れたら再開する。その時、最初は少し集中して時間を使う。このサイクルを繰り返すのも良い。