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ソフトウェア開発のスケジュールと工数のトレードオフ
スケジュール見積りに対して、スケジュールの短縮ができるか?
機能を減らせるなら当然短縮できる
同じ機能でも、スタッフを増員できるなら多少は短縮できる
見込み値から 25 % 以上のスケジュール短縮は不可能というのが専門化の共通見解
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スケジュールを短縮すると工数は増える
チームが大きいほど以下のようなコストが増える
コーディネーションや管理のオーバーヘッドが増える
コミュニケーションパスの増加 → エラー増加
スケジュールが短いほど平行して行う作業が増える → 作業同士の影響ややり直しの可能性の高まり
Lawrence Putnam の見積りモデルによるスケジュール短縮と延長に対する工数の関係
スケジュールの変動と工数の変動 (『ソフトウェア見積り 人月の暗黙知を解き明かす』 より)
スケジュール工数
- 15 %+ 100 %
- 10 %+ 50 %
- 5 %+ 25 %
+ 10 %- 30 %
+ 20 %- 50 %
+ 30 %- 65 %
スケジュールを 30 % 以上遅延させると今度はコストが増加する
中規模のプロジェクト (3.5 万 ~ 10 万 LOC) ではチーム人数が 7 を超えるとコストもスケジュールも増加する

参考文献