Incremental Writing
Incremental Writing、原稿に役に立つかもしれない参考資料や断片的な記述ばかりが増えていって、いつまでたっても原稿が完成しないのではないかという懸念が…初めて数日で結果を求めるのは焦り過ぎかもしれないが。
過去の色々な書き物の内、テーマに関係のあるものだけをフィルタリングしてIRにつっこむというプロセス自体もインクリメンタルにできないかな。
教師データ入れる、確率高い方からレビュー、y/nで答えていって、yのものがIRに入る、y/nは教師データに追加される…というサイクルを実装すればいいかな。
書籍を書くときはいつも抽象的な全体像からやるか、具体的な話からやるか悩むのだけど、結局必要なエネルギーの総和としては抽象的な全体像からやった方が少ないにもかかわらず、人間は抽象的なものからスタートするとすぐに心が折れるのでモチベーションを勘案した学習速度を考えると具体的なテーマからストーリーを育てる形がいいのかもなぁ
河内 一樹 数学で,例えば集合論や位相論,群論を学習する際に,定理と証明だけを追っていくと大体は理解できていなくて,適切な例を複数交えながらゆっくり学習を進めた方がよい,というのと似ていますかね.
nishio> この機会に簡単に解説すると、学習系の本によく出てくる「間隔を開けて学習する(spaced repetition)」が基礎になっていて、フラッシュカードアプリSuperMemoをずっと使っているうちに「電子的な情報源を読んで抜書をして、その抜き書きの読み返しもフラッシュカードと同じようにシステム的にレビュー間隔決めればいいじゃん」となったのがIncremental Readingで、それに加えて「書こうと思っているテーマもフラッシュカードにしておいて、ちょっとずつ書き足しらいい、読み返して改善するその読み返しタイミングがシステム的に決まれば良い」となったのがIncremental Writing。
Spaced RepetitionとIncremental Readingに関しては自分の体験から有益なものだと太鼓判押せる。Incremental Writingは有益そうな気配を感じているけどまだ実感はできてない。
本を読んで
抜書きをしたりすることはあると思うけど、それを適当な感覚で読み返さなければ「抜書きしただけで自己満足、HDDのこやし」とか「すごく時間があいて、読み返した時には文脈がわからなくなってる」とかが起きることが前からなんとかならないかと思っていたけど、IRはそれに対する解決策の一つ。
こういうふうに「トリガー刺激に反応してそれの解説を書く」って行動は書きかけ原稿を前にウンウン唸っている時に比べてストレスが低い。こうやって書いたものを同様に間隔を開けたレビュープロセスにつっこむことで、数日後にこの自分の文章自体が刺激になったりとかして、インクリメンタルに解説が育っていく。それがIncremental Writingのコアコンセプトだと理解している。
知識が断片化されて予期しない順番で提示されることによって、シーケンシャルに読んだり書いたりしている時には起こらないような「結合」が起こりうることもボーナスの一つ
まだいまいちわかってないのが、この「~というのがIncremental Writingのコンセプト」って書いている文章を、参考資料の側に入れたらいいのか、完成した文章を入れる側に入れたらいいのか、どっちなのか。