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6月末のオモイカネプロジェクト解説
6月末のオモイカネプロジェクト解説
2023-06-29~2023-07-02

Code for Japanと共同でOpenAIの「Democratic Inputs to AI」グラントへの応募を行ったプロジェクト

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プロジェクト概要
オモイカネプロジェクトは、Code for Japanと共同でOpenAIの「Democratic Inputs to AI」グラントへの応募を行ったプロジェクトです。
「Democratic Input to AI」の目的は、AIの存在を前提とした民主的プロセス(=大勢の人による意思決定プロセス)の改善で、オモイカネプロジェクトの目的は、このプロセスの課題をSFプロトタイピングデジタル技術を活用して解決することです。
参加者はSFショートショートを読んでPolisで感想を投票し、またLLMの支援を受けて自身でSFショートショートを執筆する、といったプロセスになります。

今週の進捗
Code for Japanと共同でOpenAIへのグラント応募を行いました。現在は審査待ちの状況です。
採否結果を待たずにプロジェクト参加者の募集を開始しました。Scrapbox上に解説を作成し、参加フォームを準備しました。現在は24名の参加者がおり、200ページ、1000リンク以上が作成されています。
経験者からのChatGPTを使った執筆プロセスがシェアされ、これまでSF執筆経験のなかった参加者が複数人作品を作成しました。
また、Polisの投票結果を見て新しいストーリーの創作のアイデアが生まれ、モチベーションが高まる、という現象が観測されています。

来週以降の予定
来週は2つのイベントに参加予定です。参加者向けのLTの資料を作成し、異なるコミュニティの人を巻き込んでプロジェクトを推進していくことを目指しています。
また、7月15日にはOpenAIからの審査結果が発表されます。


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Democratic Inputs to AIに応募する内容を議論しているうちに面白くなったので採択が決まる前に走り始めたプロジェクト
SFプロトタイピングを取り入れて熟議の方法を改善する
誰でも参加できます: /omoikane/プロジェクトに参加する

我々のプロジェクトは3つの成果を目指します:
最初の目標は、「AIアシスタントに関する問い」について数百人の日本人が関与する熟議の結果をまとめることです。
二つ目の目標は、この協議を通じてSFプロトタイピングを基にした新たな熟議方法論を検証することです。
これはAI以外のトピックにも適用可能なものを目指しています。
過去のシビックテック活動からこの必要性を強く感じています。
三つ目の目標は、我々の熟議プロセスから得られた情報を利用して、日本人の文化と思考を反映したAIを作成することです。
このAIは世界中で利用可能にし、人々がそれぞれの言語で会話できるようにします。
このアプローチは、言語の壁を越えて異文化理解を促進し、地球規模の熟議の前提となります。