行動指針としての四句分別
行動指針としての四句分別
>若菩薩摩詞薩修行般若波羅蜜多時、於一切法、若取有、若取非有、若取亦有亦非有、若取非有非非有、若取不取、非行般若波羅蜜多
菩薩が般若波羅蜜多(最高の智慧)を修行する際の重要な教えを示しています。以下に詳しく解説します:
基本的な意味:
菩薩が
般若波羅蜜多を修行する時、あらゆる物事(一切法)に対して、以下のような執着や概念化をしてはいけないという教えです:
有(存在する)と執着すること(若取有)
非有(存在しない)と執着すること(若取非有)
亦有亦非有(存在し、かつ存在しない)と執着すること(若取亦有亦非有)
非有非非有(存在するのでもなく、存在しないのでもない)と執着すること(若取非有非非有)
執着しないことにさえ執着すること(若取不取)
深い意味:
この教えは、あらゆる概念や観念への
執着を離れることの重要性を強調しています。真の智慧(
般若)は、
二元論的な思考や
固定的な見方を超越したところにあります。