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白馬の王子様
>>愛には学ぶべきことなど何一つない、という考え方の底にある第二の前提は、愛の問題とはすなわち対象の問題であって能力の問題ではない、という思いこみである。愛することは簡単だが、愛するにふさわしい相手、あるいは愛されるにふさわしい相手を見つけることはむずかしい――人びとはそんなふうに考えている。
>しかし私たちにとって、愛の対象を探したり、結婚相手や愛する相手を見つけたりすることが難しいのではなく、能動的に愛するという技術を身に着けることこそが難しいのだとフロムは述べています。