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理解を組み立てる材料が足りていない
エンジニアの知的生産術 第3版 p.25
>大雑把に情報収集できないなら、片っ端からやるしかありません。大雑把な全体像の把握ができない状態は、理解を組み立てるための材料が足りていません。大まかな説明を読んでも頭の中でイメージが湧かないなら、イメージするための知識がそもそも欠けているのです。
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> 「何から学べば効率が良いか」と考えて足踏みをしてしまうことはよくあります。しかし、最初は「何から学べば効率が良いか」を判断する材料すら持っていません。そこで足踏みをしないで、まずは材料を手に入れることが必要です。

「イメージ」が未定義語だ。母語の日本語で書いている時にはなんとなくわかった気になってしまったが、英訳しようとすると曖昧であることに気づく。

目次はすでにかなり抽象化されている(1)。その抽象的な記述を受け止めることのできる状態、「支える箱」がある状態かどうかが影響する。

Fig: Table of contents are abstract.
1: To understand the table of contents, you need supporting information.
2: Compared to detailed understanding, rough understanding requires less information.
3: When you do not have enough information, you can not understand the table of contents.


>大雑把に情報収集できないなら、片っ端からやるしかありません。
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> 大雑把に全体像の把握しようとして目次を読んでも、何もわからないことがあります。この現象は、新しいものを学ぶ時にはしばしば起こります。これは、理解を組み立てるための材料が足りていないことによって起こります。
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> 目次に書かれている言葉は、しばしば、すでに抽象化がされています。もしあなたがその抽象化された概念を支えることのできる知識を持っていなければ、目次を読んでもそれを理解することができません。
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> 私たちはしばしば、何から学べば効率が良いかを考えてしまいます。しかし、何から学べば効率が良いかを判断する材料すら持っていない時に、それを考えようとすることは時間の浪費です。まずは材料を手に入れることが必要です。
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