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ラベルづくりにタイムプレッシャーをかけてはいけない
当初案ではラベル作りの時間を10分間とスケジュールしてあったが、これはよくない
> KJ法の素材になる元ラベルのデータの質が悪いと、結果はどう救いようもないものになる(p.29)
「知」の探検学 取材から創造へ (講談社現代新書 1977年)

600秒で25枚のラベルを作ることを目指すと、人は25枚という数量目標に心を奪われて雑なラベルを量産してしまう。

10分で作れるという見積りなのであれば、その10分を事前の宿題とした方が良い。「好きなテーマで25枚程度のラベルをあらかじめ作ってきてください」とするのはどうか。

「好きなテーマで」と言われて好きにできる人と、できない人がいる。できない人向けに仮のテーマも提示する。

「あなたはこの勉強会に参加することで何がどうなるとうれしいですか?」
この質問を自分に問いかけてみて、浮かんだ言葉を書き留める。
キレイな文章になっている必要はない。断片的なキーワードでも良い。
問いかけに反応して出てきた言葉は、一見関係なさそうに見えても何か関係があるかも知れない、だから書き留める。

最初の質問に対して何も出てこなくなったら、書き出したものを眺めてみる。そして何か一つ言葉を選んで「このXは、どのようなものだろう?」と自分に問いかけてみる。
例えば:
「しっかりと使える道具」→その「しっかりと使える」とはどのようなもの?
「壁を超えたら好きになれる」→その「好き」とはどのようなもの?