フェルディナント・テンニース（1855-1936）が、組織には2種類あるよね、ということを言った。

ゲマインシャフト（ドイツ語：Gemeinschaft）

共同体組織、共同体社会

地縁、血縁、友情などの人間関係により結びついた社会集団

メンバーの人間関係や快適が優先

ゲゼルシャフト（ドイツ語：Gesellschaft）

機能体組織、利益社会

共通の目的、利益の達成のために結びついた社会集団

利益や目的の達成が優先

テンニース自身は近代化の過程での社会全体の変化を考えたが、この二分類の考え方は有益だったので、その後の組織論から頻繁に引用されるようになった。

今となっては、組織はこの2種類のどちらかに明確に分類されるものではない。会社組織は普通に考えるとゲゼルシャフトだが、従業員満足度や働きやすい環境づくりに投資が行われたりする。誤った二分法

ティール組織の分類でいうならゲゼルシャフトはオレンジ型組織

ゲマインシャフトはグリーン型か？