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John Duns Scotus「存在の一義性: ヨーロッパ中世の形而上學」1308

存在の一義性 (univocité de l'être)
「神が存在する」と言ふ時の「存在」と「被造物が存在する」と言ふ時の「存在」は同じ語である
異なる語を類比 (analogy) してゐるのではない
信仰者の知性は神を推論できる。その樣に創造されてゐる
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信仰者であっても知性は神を知り得ず、神からの光 (光明佛) のみが在る。恩寵のみ
正敎會の否定神學人閒神化の道が有るのでこれとも異なる
他力本願
存在槪念の眞理の最小主義

何 (quid) / どのやうな (quale)
知性に依る直觀認識
何性 (quiditas)
>馬性は馬性以外の何ものでもない.というのも,馬性それ自體では,多でも一でも,可感的なものの內にあるのでも精神の內にあるのでもなく,可能的にあるのでも現實的にあるのでもない.今擧げたものが馬性の本質の內に含まれているのではなく,馬性は馬性である限り,馬性に他ならない.ところで,一性は,馬性に附加される場合,馬性がその性質のために一なるものとなる所以の性質である.同樣に,馬性は,この一性という性質以外に,偶有的に附加される他の多くの性質を有してゐる.故に,馬性は,その定義において,多くのものに適合する限りでは,共通なものであるが,指定された性質・偶有性とともに受け取られる場合には,個物である.故に,馬性はそれ自體では,馬性以外の何ものでもない
>アヴィケンナ『第一哲學』
白馬非馬

究極的差異 (differentia ultima)
類 / 種差

存在の固有な屬性 (passionibus propriis entis) : 一 / 眞 / 善

形相的區別 (distinctio formalis)