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『インスタグラムと現代視覚文化論』

2018/6/26
久保田晃弘 編集 翻訳
きりとりめでる 編集 翻訳
甲斐義明 その他
芝尾幸一郎 その他
筒井淳也 その他
永田康祐 その他
ばるぼら その他
前川修 その他
増田展大 その他



Instagramを研究した本


目次

【1】巻頭言(きりとりめでる・久保田晃弘)

【2】レフ・マノヴィッチ「インスタグラムと現代イメージ」きりとりめでる・久保田晃弘訳

序文
カルチュラル・アナリティクス・ラボが収集し分析したインスタグラムデータ
2010年から2015年に著者が訪れた都市
はじめに:メディウムとしてのインスタグラムのプラットフォーム
「写真」は存在するか?
イズムなき理論
プラットフォーム時代における視覚文化分析の方法論
第1章:カジュアル写真
写真における「インスタント」革命
写真における「ホームモード」
美学の重要性
3種類の写真:カジュアル、プロフェッショナル、デザイン
カジュアル写真
第2章:プロフェッショナル写真とデザイン写真
プロフェッショナル写真と「良い写真」のルール
プロフェッショナル写真の主題とジャンルのヒエラルキー
カジュアル写真の主題
デザイン写真
写真におけるリアリティの効果
第3章:インスタグラミズム
スタイルとは何か?
「物語る」ことの拒否:アート・シネマとK-POPミュージックビデオ
インスタグラミズムと現代のカルチュラル・アイデンティティ
モダンデザインのメタ原則
デザイン写真における視覚・コンテンツ戦略
さまざまな文脈:アーヴィング・ペン、マーティン・ムンカッチ、『ヴォーグ』、『ハーパーズ・バザー』、そしてグローバル・ミニマリズム
第4章 テーマ・フィード・シーケンス・ブランディング・フェイス・ボディー
美的社会
インスタグラムのクラス
インスタグラミズム vs.「普通の」写真
顔と身体
インスタグラムのテーマ
写真のシーケンスデザイン
インスタグラミズムを学ぶ
私たちはインスタグラムの投稿者を「解放」する必要があるのか?
アプロプリエイション、サブカルチャー、集団、主流?
付録
iPhoneのモデル:リリース日、ディスプレイの解像度、カメラの解像度
インスタグラム年表:アプリの公開と新しい機能、新しいフィルター、商業化
アメリカ以外でインスタグラムを使用するユーザーの割合(2013~2016年)
2017年2月における instagram.com へのトラフィックの国別分布
2013年1月から2017年4月の月毎のインスタグラムのアクティブユーザー数
図版

【3】日本の執筆陣による9つのテキスト

1.インスタグラミズムとレフ・マノヴィッチ
レフ・マノヴィッチとインスタグラム美学|甲斐義明
なぜインスタグラムだったのか — 最後尾のメディア受容記述者としてのレフ・マノヴィッチ|きりとりめでる

observasion:インスタグラムと日本
日本のインスタグラム観測記録:2010 → 2018|ばるぼら

2.デジタル写真の今/諸相
デジタル写真の現在 — 三つの層から考える|前川修
接続する写真 — 記憶、自撮り、身振り|増田展大
Photoshop 以降の写真作品 — 「写真装置」のソフトウェアについて|永田康祐

scene:データビジュアライゼーションの現場から
コードを書き、可視化する|芝尾幸一郎

3.文化はどこへ行くのか?
写真の理解可能性 — 計量社会学とインスタグラム|筒井淳也
カルチュラル・アナリティクスの過去・現在・未来|久保田晃弘

人名索引