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NISAにVTは向いてない?
結論
NISAでVTを買うのであれば、分配金がないオルカンを買って基準価額の上昇を期待する方がわずかに得
VTだと20年で投資額を複利で増やした額の2.5%ぐらい損
ただし、TOPIXとMSCI-KOKUSAIを4:6で持つような運用の場合これよりも良い場合があるかもしれない。そこまでは計算できていない

米国ETFは以下の点でNISAに不利そうだ
ETFはNISA枠で再投資できないので配当金の分の節税メリットがうけられない
アメリカで配当に税金がかかる
追記: 投資信託も内部で再投資される時に10%課税されるらしい

1. 配当に米国で課税されるが外国税額控除できない
2. 配当を再投資するときにNISA枠から外れてしまう
配当が2%が20%税金が課税されて、すぐさま非NISA枠に再投資するとNisa+non nisaの線になる。20年後に4.5%ぐらい損
1. 配当が自動的に再投資される場合
2. 配当を手動で非NISA枠に全額再投資した場合
1000万円のVTをNISAで放置して配当でVTをかいたした場合に相当
非NISA枠の仮定
配当の20%の税金が取られる
外国税額控除しない
ここの配当もNISA枠と合わせて再投資する
考察
配当金ありのindex fundを長期運用すると非NISA枠での運用がどんどん増えていく(20年目に700万円ぐらいになっている)。20年目で-4.5%になっているのは非NISA枠での分配金に20%課税されるのが大きそう
外国税額控除と非NISA枠での分配金への課税の影響を切り分けるために外国税額控除も検討した
非NISA枠で外国税額控除で100%取り戻して再投資した場合(実際には外国税額控除で取り戻せる金額は人によって異なる)、20年で0.5%ぐらい改善する
20年目単体では13473円の外国税が取られる
考察:ようするに、外国税額控除の分はさほど大きくない。やはり非NISA枠での運用が増えていくのが問題
加えて、VTとオルカンを想定して経費率も加味した場合
経費率を加味した場合
オルカン 0.15%
VT 0.07%
再投資と米国税額を加味するとオルカンの方が良いという結論になる
上のシミュレーションだと20年目2.5%(52万円、年間2.6万円)程度の損になる
配当をNISAに再投資できないのが大きい
疑問
NISAで投資信託とETFの差分は以下の要素だけだと考えたが、もっとある?
経費率
NISA枠で再投資できたかどうか
10%の税金はオルカンだって内部で(運用時に)かかってるはずだから、10%分はその分再投資できなくなって運用成果に反映されるはずだから、実際には運用成果が同じとは考えてはいけないかもしれない
追記: やはりそうなっているらしい
5:00ごろ
しかしそういうことを考えると複雑になるし、データを入手できないし、他の要因も入ってくる誤差の中に入っていくことになり不毛
ポートフォリオを考えるとまた結論は変わるかもしれない
VTとNF TOPIXでポートフォリオを組む場合はオルカン1本で内外のリスクを取る場合より若干リスクが減るはず

楽天VTだと2は再投資されるので問題ないが、1は米国以外だと三重課税される
実質コストは0.1%程度増えるらしい(根拠不明)
米国と日本を除いた国は3割ぐらいで、配当が2%程度だとすると他の国からの配当がざっくり0.6%、各国の税金が10%かかるとすると0.06%ぐらいのインパクトはありそう



配当金に対して税金がかかるから実質コストは大きくなるよ(2%配当に20%かかったら+0.4%)と言う指摘
ただし外国税額控除していない