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見せたいコマに力を入れて、どうでもいいコマは捨てる
コマの重要性は一律ではなく、見せたいもの基準で重み付けすると、読み味がマシになると思っています。
用語
見せゴマ:演出上重要だったり、顔のアップというような注目を引きやすいコマ
捨てゴマ:場面の説明のための引きのコマなど、形や構図がわかればよかったり、演出上重要でないコマ
見せゴマに力をさき、捨てゴマは手抜きをするのが全体の作画品質向上のコツです

実際の例
やりたいことがなくなった月ノ美兎の制作過程でやったことを例に説明します。この作品は1ページ約30分で完成させる必要がありました。
ここでいう完成とはネーム
を読めるレベル
にすることです。みなさんが想像する普通の同人誌の作画レベルには程遠いですが、捨てゴマと見せゴマをつかった原稿の作画品質向上の考え方はきれいな漫画でも同じになるはずです
上ページ右のような説明コマは捨てゴマが多いことがわかります。
他に捨て駒ゴマは次のようなクオリティで作画しました。汚いですね。
一方で見せゴマは次のような作画レベルです。とてもきれいとはいえませんが、捨てゴマと比較すればかなりマシであることがわかるとおもいます
参考:最もひどいコマと、見せゴマ