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良いアイデア
>岩田聡 そのときにいっしょにつくっていたゲームの
> アイデアだったんですけど、まさに、
> 「このアイデアで、悩んでる問題が、
>  三つ四ついっぺんにきれいになる」
> というものだったんですね。
>...
>ひとつ思いついたことによって、
> これがうまくいく、あれもうまくいく‥‥。
> それが「いいアイデア」であって、
> そういうものを見つけることこそが、
> 全体を前進させ、ゴールへ近づけていく。
> ディレクターと呼ばれる人の仕事は、
> それを見つけることなんだって
> 宮本さん(宮本茂)は考えているんですね。

>世の中のあらゆる人たちは
> トレードオフの問題に直面しているんですね。
> お金はたくさん使えた方がいい。
> 人がたくさんいた方がいい。
> かける時間は長いほうがいいものができる。
> そんなことはわかりきってますけど、
> そのわかりきったことをしているうちは、
> ほかの人と同じ方法で進んでいくだけですから
> 競争力がないんですよ。
>..
>でも、これとこれを組み合わせると
> こういうことが起こるぞ、
> っていうのを見つけたときは、
> それがふつうの人が
> 気づいてない切り口であればあるほど、
> 価値が出てくる。
> それで、宮本さんがなにかの会議で、
> 「そういうのをアイデアっていうんだよ」
> って言ったのを聞いたときに、
> これは、すごく適応範囲が広い考え方だから、
> 自分もそういう発想で物事を考えようと
> だんだん思うようになって
>糸井重里 複数の問題を解決させるんじゃなくて、
>一個だけ解決していいんだったら、
>それは、簡単なんですよね。
>糸井 (隣の席の佐藤と向かいの席の永田を指しながら)
> つまり、佐藤くんの命が危ないというときにさ、
> 代わりに永田くんが死んじゃうような方法なら
> わりと簡単に思いつけるんですよ。
> 余裕のある企業や組織ほど、
> そういう解決法を選んでしまってダメになるんです。
> 一個ずつは解決できるっていうときに、
> しらみつぶしに解決しちゃうんですよ。
> まず、佐藤くんを助けて、
> 「あ、永田くんが危ない」というので
> 今度は永田くんを助けてっていうふうに‥‥。
>岩田 無限に手間とエネルギーをかけちゃうんです。
>...

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