第21回 VR技術者認定試験 アプリケーションコース
全体的な注意
「適切でない」と「適切」が混じっているので危険
> ProCamシステムの装着部位に関する評価基準はアプリケーションにより異なるが,移動や遠隔協調作業支援を伴う場合の撮影像や投影像の安定性や死角の少なさを考慮すると,頭部だけではなく,肩や胸部も装着位置として優れていると報告されている.
>視点の高さが 1/2 のロボットを用いる場合に感じる違和感
2. 世界の重力が 2G になったように感じる.
なんで?
視点の高さによるパースペクティブの変化:視点が低くなると、物体が地面に近く見えます。このため、物体の動きが速く見えたり、重力が強く感じられることがあります。
比較的な変化:普段の視点の高さに慣れているため、半分の高さから見ると、物体が地面に「より早く」落ちるように見えるかもしれません。これは重力が強くなったように錯覚する原因になります。
3. 自身の身長が 1/2 になったように感じる.
4. 世界の寸法が 2 倍になったように感じる.
5. 転倒する速度が √2 倍になったように感じる.
なぜ?
2. リアリティの一部としての世界像形成にまつわる感覚である.
3. 異なる感覚間(マルチモーダル)の関係性によって強く認識される.
4. 「今,その場に(私が)臨んでいる」という感覚として表現される.
5. 感覚情報の遅れや誤りを補正する予測情報処理に関係しており,「予測と実測の差」としての違和感の検出によって損なわれる.
>インテグラル方式とホログラフィは、実物から発せられる光と同様の状態を再現する方式であり、前者は光線群を、後者は光の波面 を記録・再生する原理に基づいている.
>視覚により立体感を得るための奥行き手がかりの中で,両眼視差・輻輳 は,両眼で観察した場合の基本的な飛び出し・引っ込みの感覚を与えるもので,現在市販されている多くの立体映像表示装置で再現できるものである.
>また,運動視差は実物を見る場合と同様に,観察位置に応じて映像が変化し自然な奥行き感を与えるものである.
>反射物のない空間における音の伝搬は,数学的にはキルヒホッフ・ヘルムホルツ積分方程式 により記述される.したがって,物理法則に基づいてスピーカで再生すべき信号を決めて音場を再現する方式として,波面合成方式が知られている.一方,物理法則よりも聴感を重視してスピーカで再生すべき信号を決定し,前後左右からも音が到来するかのように知覚される方式として5.1チャンネルサラウンド方式が知られている.
>歩行のすれ違いは予期動作の一環であるため,すれ違い時の相互距離はすれ違う対象への予期に左右される.その距離は予期しやすい対象とは近く,予期しがたい対象とは遠くなる.これは対人心理的距離が表出される一例である.
>実験の計画に関する次の文章のうち,最も適切なものはどれか.
> 1. 実験的方法では,統制された環境で,独立変数と従属変数の因果関係を探る.
因果関係とは限らない
> 2. 独立変数を複数設定する場合,お互いに独立であり直行していることが望まれる.
これはなんで違うんだっけ?
もしかして❌直行と直交...?
> 3. 独立変数以外の要因は,同一またはランダムにするなど,慎重に統制する必要がある.
ランダムにしちゃダメ
> 4. 観察的方法は,実験者が独立変数を操作できない場合に用いられる.
そうでない場合も使う
>5. 観察的方法は,実験的方法よりも統制が困難であり,外部妥当性の問題が多い. 【解答】 5
>自律神経系の活動は,血流,呼吸 心臓の拍動間隔の時間的揺らぎにおける高周波成分(HF: High Frequency)や低周波成分(LF: Low Frequency)を通じて類推できる.
>このうち HF は,呼吸の周波数に現れ,副交感神経 活動を反映している.
>LF は自律神経系の両方の活動が含まれており,LF/HF は交感神経 活動を反映しているといわれている.
>視機能に関して,視覚機能検査では 10 項目あるが,唯一評価の指標として使えるのは調節である.調節 は,被験者がすばやく焦点を合わせた際のレンズの厚みを調べて評価する. VR 酔いは,動画像を見ているときに生じる一種の乗り物酔いに似た症状である.視覚刺激,前庭感覚 刺激および体性感覚刺激の不一致に起因するといわれており,頭の動きや体の重心動揺を計測して評価できる可能性がある.
> VR の生成する空間には,伝達された空間,構成された現実空間,❌構成された仮想空間がある.
構成された超現実空間