>人でもモノでも、何かを好きになり、のめりこんで夢中になっていくことは幸福なことだ。
> けれども、同時にそれらは色々なものを消費する。
> 気力だったり、体力だったり、経済力だったり、様々だ。
> 何度かそれらを繰り返してきた人のいくらかは、それ以上の摩耗に耐えられない瞬間がやってくる。
> 新しいものが受け入れられなくなってしまう。
>みんな、何かを好きになり、何かに夢中になり、なにかに摩耗し、何かに失望し、何かに傷つけられてきた。
> のめりこむことに対して待ち受ける結末は幸福でないことがままある。
> それらを知った時、自分を守ろうとするのではないだろうか。
> これ以上はきつい。そう思うのだ。