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世代の常識の形成とトレンドの変化
ある時刻においてのトレンドが、そのときの例えば10代に影響するとする(図の青で示された人口)
その10代は10年後は20代になる
共通の影響を及ぼされた集団なので、この中でのコンテキストはある程度共有されている
共に年老いていく「世代の視点」が形成される(これを便宜上世代の常識という)
これがXX年代というような議論で言われているところの共通感覚
私見では、共通感覚は近年に近づくほど影響が小さくなっている(多様化)
第2世代の10代(赤)に違うトレンドが影響する
同様に第3世代(緑)にさらに別のトレンドが影響する

一方、トレンドは定点観測である
時事刻々、特定の層を観測したもの
ここでは年齢を例に10代を観測したとする
トレンドは青→赤→緑と変遷しているように見える
暗黙の仮定がある
ブームというのは10-20代のブームのことである
なぜか?
娯楽の消費者は時間がある10代
時間も金もある20-30代
10-20代向けのプロモーションが遠い
世代で論じる需要があるため、マーケティングでは世代の用語がある

モデル(図)が無視していること
トレンドは複数の世代に影響する
世代ごとの人口は経年で変化する
世代の人口は単調減少(突然10歳の子供が生まれたりしない)
世代ごとのトレンドの影響は経年で変化する
記憶が薄れる

実例
リメイク商法は青色の世代を狙い撃つ手法
青色の世代が20-30ぐらいになると可処分所得も増える

1998年以前はネットが普及していなかった
2019年現在、SNS全盛で、世界中の人に自分の発信が届く(不特定多数への発信)のは当たり前
読者を想定しない書き言葉が常識になった
point: 就職で常識が固定化する(仮説)