ロッキー
1
1976
一言で言うと:無名のあらくれが、恋をしてボクシングヘビー級王者に肉薄する
ヤクザの取り立て屋のロッキー。もう30才でボクサーとしての目が出ていない
ヘビー級王者のアポロ、対戦相手がいない
ペットショップのパートタイムのエイドリアンに恋をする
エイドリアンはほとんど言葉に無反応で、喋らない軽度の白痴みたいな描写がされる
話が進むごとに喋るようになる)
実際に兄にものそのように扱われている
エイドリアンの兄貴が曲者で、ロッキーの味方だが碌でもない
コーチのミッキーと和解するところが見所
10年前に声をかけてくれ。今更コーチ面するなと憤るロッキー
恵まれた身体をしているのに練習をきっちりやらずにヤクザの手先になっているロッキーを苦々しく思い、なぜコーチングをしてくれと頼まなかったのかというミッキー
生肉工場での練習をTVがインタビュー
なめ切ったアポロはロッキーをまともに見ない。アポロのマネージャーはロッキーを見た方がいいと促す。
ミッキーのコーチングでアポロと戦うロッキー
ロッキー、15ラウンド戦い抜く。すぐに KO負けすると思われていた期待を大きく裏切る。戦い終わるとエイドリアンの名前を叫ぶ。
結果は判定負け。
感想
「くどく」感じるシーンもある。話の中身はすぐ説明できてしまうので時間あたりの情報量が少ない。
エイドリアンをくどくシーンは結構強引なので今の価値観だと結構叩かれそう
スタローン自体がロッキーと重なる
今では大スターだが、当時は役者として芽が出なかった
極貧でポルノの仕事などで生活
脚本を持っていって、書き上げて主役をやった
2
一言でいうと:前回勝てなかったアポロに勝つ
アポロ、ロッキーと接戦になったことでファンから八百長扱いされて憤る
周囲の反対を押し切って、アポロはロッキーと再戦するためにロッキーをバカにする広告を打つ
エイドリアンと結婚するロッキー
ロッキー、ファイトマネーで調子に乗って家や車や時計、服を買って豪遊する
時の人としてCMの仕事がくるが、おっとりとした棒読み演技で全く使い物にならない
生肉工場で働かせてもらうが、真面目にやっても景気が悪いと人を入れ替えるために雇用が早い人からクビになる
ロッキー、試合をするためにミッキーのもとに向かうが、右目の視野が失われていることをミッキーに指摘される。ミッキーはロッキーはもう勝ち目がないという。前回あれだけいい試合をしたのだから、もういいだろうという
諦められないロッキー。ミッキーを説得
エイドリアンは試合に反対する
練習に身が入らないロッキー
妊娠していたエイドリアンが破水。出産後にエイドリアンが昏睡してしまう
試合前だがエイドリアンにつきっきりになるロッキー。昼はエイドリアンの横に、夜は礼拝堂に籠る
ミッキーもロッキーに付き合う
ミッキーがめっちゃいいやつ
エイドリアンの昏睡が解ける。エイドリアン「勝って」
ここでミッキーが「何してる早く練習行くぞ!!!」みたいになるの好きすぎる
練習パート
無印のオマージュで走っているロッキーに町の子供たちが追いかけていくシーンがある
サウスポーのロッキーを右利きに矯正する。右目を守れるのと再戦相手の撹乱が目的。合図が出るまでは左利きに戻すな
ロッキー、アポロに勝つ
3
一言で言うと:何もなかった男が手に入れる側になって慢心していたが、負けて目覚める
ヘビー級チャンピオンのロッキーは10回タイトル防衛をする
物質的には満たされているロッキー
エキシビジョンでプロレスラーと戦うロッキー
初代からテーマソングが流れる場所にロッキーの銅像が立つ。そこで対戦相手にエイドリアンを侮辱されて怒るロッキー
ミッキーは戦いには反対する。勝ち目がないと見抜いたミッキーは、ロッキーの対戦相手に格下をえらんでいた。
ロッキー、ミッキーを説得して自分のジムでトレーニングをするが、そのジムは見せ物小屋みたいになっていて到底集中できる環境ではない。ロッキーのハングリーさの欠如に憤るミッキー
挑戦者は黙々と練習をしてロッキーを倒そうとしている
戦い前に相手といざこざしてとばっちりをくらい、心臓疾患が悪化するミッキー。セコンドなしでロッキーは戦うことになる
ロッキー、KOで敗北する
心臓の疾患が悪化してミッキーが死ぬ
アポロ、ロッキーを訪れてコーチングをすると申し入れる発破をかける
「俺からタイトルを奪った時の、虎の目を取り戻せ」
かつての最強の敵が味方になるシーン
アポロの地元の小汚いジムでトレーニングが始まるが、なかなか身に入らないロッキー
エイドリアン、海岸でロッキーに発破をかける。ロッキーはロッキーのために戦えという
ロッキーはミッキーに格下を当てられ続けていたことで、自分に自信が持てなくなっていた。「ファイターが自分を信じられなくなったら、おしまいだ」
できなかった練習がだんだんできるようになる
アポロ、ロッキーと戦った時のボクサーパンツをロッキーに貸す
ロッキー、チャンピオンの座を取り戻す
アポロ、ロッキーと内々に再戦する
4
一言で言うと:老いとの戦い
ロッキーは大豪邸に住んでいる
ロシアの若手最強が出てくる
歳をとったアポロがこれと戦いたがる
自分と戦うアポロ
一度は止めるが、アポロの情熱に魔消されて座組みを整えるロッキー
ロッキー「俺もアンタも認めなきゃいけない。こんな動き(初代ロッキーの映像)もう俺たちにはできない。」
試合でアポロが死ぬ
アポロがエキシビジョンで
現代(?)科学のトレーニングをした若手を、野生の特訓をした老いたロッキーが倒す
ロッキーの頑張りにロシア人もロッキーを応援し始める
政治色がある
5
一言で言うと:後進の育成(失敗)、様々なものを失い、家族とコミュニケーションする
4直後、ロシアから帰ってきたロッキーは引退を考えるが、ロッキーの名前は金になると考えたプロデューサーから熱烈アピールされる。断り続ける
ポーリー、ロッキーの資産を会計士だかに自由に使わせてしまい、ロッキーは豪邸など全てを失う
ハイリスクの不動産投資らしい
1の時のような家に戻ってきたロッキー、ファンだという若手を若手が訪ねてくる。熱心さに打ち負け、育成する
若手にかまけすぎて子供を放置し、子供がグレる
若手が金に釣られて裏切られる
若手(ガン)はヘビー級チャンピオンになる。ロッキーを裏切ったガンをみんな毛嫌いするが、TVの前で応援するロッキー。ガンの口からロッキーへの感謝はなかった
ロッキー、子供と仲直りする
プロデューサー、ガンとロッキーを戦わせようとロッキーの地元のパブまできて焚き付ける
ロッキーは無視していたが、ガンがポーリーに手を出したのでロッキーとガンがストリートファイトすることになる
ロッキーが勝つ。プロデューサーも1発殴る
ファイナル
一言で言うと:老いてもチャレンジし続ける
ロッキー、50代
エイドリアンが(ガンで)死んでいる
ガンとわかるのは「クリード」
ロッキーはエイドリアンズという飲食店を経営している
この時のヘビー級チャンピオンはすぐKO勝ちして無敗だが、つまらない試合にファンからはブーイングの嵐でヘビー級の興行は悪かった
TVではコンピュータシミュレーションで「過去の王者」ロッキーとチャンピオンとのシミュレーションが行われる。結果はロッキーのKO勝ち。ただしロッキーが若ければの話
ロッキーが1で叱った女児が大きくなってパブで働いている。なんやかんやで仲良くなり、その息子とともにロッキーの店ではたらく
捨て犬?の収容所から老いた犬を披露ロッキー。「パンチー」と名付けられる
老いた犬を自分と重ねている
ロッキー、ボクシングを再度挑戦したくなる
ロッキー、ボクシングのライセンスを再度取得する
委員会の判断で不許可になるも、ロッキーの演説で委員会は考えを変える
チャンピオン側のプロモーターがロッキーと試合を申し入れる(ロッキーの名前を使うと興行収入が大きく伸びる)。ロッキーはもっと小さな試合を考えていたから躊躇うが、結局受ける。
ロッキー息子、「ロッキーの息子」という扱いに不満を抱いている
息子とぶつかるロッキー
"Keep moving forward"
ロッキーの言葉で考えを改め、息子は仕事を辞める。とりあえずロッキーのトレーニングに自分の意思で付き会うことになる
チャンピオン側はロッキーのメンツを潰さないように「手加減」を申し入れてくる。このように、周囲はロッキーが勝てるとは全く考えていない。そういう中でロッキーは戦う。
若手チャンピオンととエキシビジョンで戦う。ロッキーは本気で戦う。勝てないが、判定いい線まで行く
若手は舐めていて体を仕上げていない。ロッキーは足がもう動かないのでパンチをとにかく重くする戦略で鍛え、10ラウンドを戦い抜く
感想
20代だかのチャンピオンにロッキーが勝てるわけがない。それでも諦めずに、トレーニングし続ける姿と戦い続けるガッツが良かった。
勝てるわけがないのだが、途中でチャンピオンの腕が折れる。だんだんロッキーにも勝ち目が見えてくる。「まったくいけない」から「もしかして、いけるかも?」になる、そう言う瞬間に現金なもので応援に熱が入る
クリード
ポーリーが死んでる
息子は彼女とバンクーバーへ移り住んでいる
ミッキーのジムが新しくなっている
アポロの愛人の息子がロッキーにトレーニングしてもらう
ロッキーがガンにかかる