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メイド・イン・アビス
連載のデビュー作としてはこれが初めてっぽい
1巻を見た時に結構面白ポイントがあった

1巻ファーストインプレッション
冒頭からいろいろな発見がある
著者の出自はイラストから入った人かな?と思った
構図とレイアウトが決まった絵画的なカットが度々入ってくる
p.19 / p.17 / p.20
p.17のような明暗(レイアウト)のカットはp.19よりはずっとよく見るカットだ
p.19のようなカットがすっと入ってくる漫画をを一度ぐらい描いてみたいものだ
p.20のようなカットは...一生かけないかもしれない
大胆な省略
p.8
リコの机は右上のように複雑な形状だが、左下では長方形に省略されている
位置でわかるので机を細かく描かなくて良い(机の細かさは主題ではない)
p.9
1,2コマ目(実際にはこのページにはもっとコマがあるが引用した範囲で)の家はとても細かく書き込まれている
一方で、3コマ目で書かれる町の部分はラフ。ただし明暗で立体感が出ているのでヒキで見れば十分な情報量を持つ
1,2コマ目が3コマ目と同じぐらいの書き込みだと適当な印象になってしまうはずだが、これはならない
ちなみに自分の目線だと3コマ目単体でも十分うまいと思う
作者は背景を描くの好き or 描かざるを得なかった過去がありそう
p.19 / p.18
p.18の位置関係を考えればp.19のカットでは作業台がリコの頭の向こうになければならないがかかれていない
リコの髪型と同化してしまって見えなくなってしまうためだろう
客と店主の位置も机が無いかのように近い
こういった省略は他の漫画でもある
1巻 p.8
コマを割らないコマ割り
鳥がうまい。動物は動物を描かないと上手くならないので経験があるはず(p.14)
人間を書いていても動物は上手くならない
冒頭の画風でちょっと苺ましまろを思い出した
p.6からのグレーは本誌ではカラーだったのだろうか?
ベニクチナワの描写が素晴らしい
巨大であることがわかる
グレーのトーンも一役買っているが、線画だけ見てもわかるはず


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