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Netflix

あらすじ
貧乏球団はスター選手の年俸が出せない
じゃあ統計的に野球をやって、出塁率などの欲しいパラメータを持っていて、市場で過小評価されている選手を雇ったらよくね?
データに基づいた戦略と雇用
1970年代に提唱された手法
と思ってやってみたけど、監督は自分の直感で采配するし、スカウトは「そんな選手はだめだ」というし(今の軸で過小評価されてる選手なんだから、そりゃそうだ)、協力的な人が少なすぎて苦労する

感想
題材は好き
ヒューマンドラマとしてはそこまで打たれなかった
主人公が過激なので(仕方ない面があるのは承知の上で)感情移入はできなかった
娘の歌の歌詞が最後の意思決定に大きく影響したのはわかるが、唐突に感じた
主人公がデータに基づく野球をしつつ、一方で「野球の楽しみ」を意識したシーンがもっと欲しかった
引き返すシーンや、後半「ロマンだ」というセリフが何度も出てきたのがその伏線なのだろう
選手をトレード(戦力外通告)したり、レイオフするカットがいくつかあったが、どれもリアリティがあってよかった
「僕にはできない」「それが君の仕事さ」
主人公が、期待された選手だったのに全く活躍できず、結果的には大学進学を蹴って球界入りしたのは誤りだったという過去は、データで球界を変えるという方針をとった理由としては十分