generated at
山添 隆文


山添 隆文(やまぞえ たかふみ)は未踏クリエータ。


未踏事業採択

経歴
1979年10月2日、三重県生まれ
鳥羽商船高等専門学校 制御情報工学科
2000年3月(卒業)
岐阜大学 工学部 応用情報学科 山本研究室
2000年4月(編入学)~2002年3月(卒業)
岐阜大学 工学研究科 応用情報学専攻 山本研究室
2002年4月(入学)~2004年3月(修了)
株式会社NTTドコモ東海 2004年4月(入社)
ドコモモバイル東海株式会社 情報システム部 2004年4月(異動)
株式会社NTTドコモ東海 ビジネスシステム開発部 技術開発室 2006年4月(異動)
株式会社NTTドコモ 東海支社 法人営業部 ソリューション担当 2009年7月(異動)
株式会社NTTドコモ 研究開発センター サービス&ソリューション開発部 2010年4月(異動)
株式会社NTTドコモ R&Dイノベーション本部 サービスイノベーション部 2014年7月(異動)

受賞歴
2013年10月 CEATEC JAPAN 2013
CEATEC AWARD プロダクト部門 ノミネート 「インテリジェントグラス 見るだけインフォ」
米国メディアパネル・イノベーションアワード ファイナリスト 「インテリジェントグラス」
山添はNTTドコモブースでの『インテリジェントグラス』出展に携わる
参考
2014年4月
TAUS Excellence Award
ウェアラブルを用いた翻訳サービスのコンセプトの紹介プレゼンにおいて受賞
TAUSとは、翻訳関連メンバーで構成される会員組織のこと

活動
デコメ絵文字作成iアプリ「絵文字つくろっ」 2007年頃
オリジナルの絵文字をデコメ絵文字として作成できるサービスをドコモ公式iアプリとして提供、数十万DLを達成した
ドコモ初スマホ向け翻訳サービス「うつして翻訳」 2012年10月~サービス終了
ドコモ初の、スマホ向け翻訳サービスとしてリリースされ、数十万DLを達成した
カメラ映像をリアルタイムに翻訳してAR表示する
すでにサービス終了済みではあるが、同社のサービス「はなして翻訳」にて同様の機能が提供されている
ドコモによるWebAPI公開・技術サポートサイト「Docomo Developer Support」2011年12月~2013年11月
ドコモの技術アセットのWebAPI公開・技術サポートを担うWebサービスである
同サービスに先行して画像認識関連のオープンWebAPI公開を実施
その他、同WebAPIを用いるハッカソンや、マッシュアップアワードなどのアプリコンテストを開催し、開発者支援を実施している
ウェアラブルデバイス「インテリジェントグラス」 2013年10月展示
山添は画像認識技術全般を担当
未踏での成果を応用し、CEATEC2013のNTTドコモのR&Dの目玉として出展した
同でも製品は現在NTTドコモのショールーム「WHARF」にて展示中(※未確認)
デバイスWebAPI普及団体「デバイスWebAPIコンソーシアム」 2015年4月~
山添は団体の設立に携わり、自身で企画したIoTアーキテクチャのOSS公開、国際標準規格化を実現(OMA GotAPI / DWAPI)。また、 携帯キャリア各社、IoTにかかわるメーカー各社のコンソーシアム設立を主導している

人物
(以下、明記のないものの情報源は2015年インタビュー
いわゆるファミコン世代であり、コンピュータとの出会いは小学高学年にテレビゲーム、ファイナルファンタジーで遊んではいたが、ゲームの内容よりも「どういう仕組みで動いているのか」ということを気にしていた
プログラミング自体は高専の授業で触り始め、高専2年生の時にC言語に面白さを感じてハマると同時に、数学にも興味が湧いてきて、赤点ぎりぎりの成績から得意科目にまで変えることができた。その後、プログラミングを専攻する目的で大学に編入。大学では画像処理が専門だった
現職NTTドコモ入社の動機は「これからは単なるソフトウェアではなく、それを活用したコミュニケーションの時代になると思ったこと」「当時、テレビ電話のように映像を使った画像認識などへの期待」だったという
未踏クリエータとしての取り組みについて「趣味で大学時代から作っていた画像認識と物理シミュレーションを組み合わせた技術を用いた映像作品を作ったところ話題となり、その技術を未踏事業で発展させた」という。また、未踏での成果は知的財産として所属しているNTT社に売却し、展示会でのR&Dの目玉出展などで利用されている
プログラミングについて、最初は「自分はゲームを作りたい」のだと思い、いざ作ってはみたものの、ゲームそのものではなく、パズル感覚で自分で仕組みを考えて作ってみたかったということに気が付いた。そして近年は、画像認識を利用したUIを作ったり、自身で規格したIoT規格の国際標準化や業界団体(デバイスWebAPIコンソーシアム)の立ち上げといった、自身がやりたかった”仕組み作り”に携わっている
将来の夢について聞かれた際には「ただ仕組みを作るだけではなく、世の中で日常的に使われるよう発展させていきたい」と語っている
上記の事情もあり、趣味は仕事である

外部リンク