>永劫での歩み
>
> 「あせっては不可(いけ)ません。
> 頭を悪くしては不可(いけ)ません。
> 根気づくでお出でなさい。
> 世の中は根気の前に頭を下げる事を知っていますが、
> 火花の前には一瞬の記憶しか与えて呉れません。
> うんうん死ぬ迄押すのです」
> これは、50代の夏目漱石が、当時20代の芥川龍之介と久米正雄に送った手紙(夏目漱石 著/三好行雄 編『漱石書簡集』岩波文庫、1990)の一節です。
> 現在の学習効果を最大化することよりも、たとえ最低限であっても長く持続することの方がはるかに多くの事をなすことができます。