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暁の寺


姫が三島的なエロスによって書かれている。そういう点で前の二つよりも非常にそそられ、読んでいて幸福感があった。
姫以外の人々は変な性癖を持っていて、三島が若さの美しさと老いの醜さをあからさまに対比している様な描写が多い。いやではないがあからさまであり、ここにコンプレックスがあるのであろう。
本田はちょいとやばいやつになりすぎていて、三島の文章がなければ、とても気持ちの悪いやつにしか映らないだろう。