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Content is King, But Context is God

#78 ギャリー・ヴェイナーチャックとThank Youエコノミー - Off Topic // オフトピック を聴いていて知った言葉。気になったので調べてみたら Gary Vaynerchuk さんのウェブサイトの上記の記事を見つけた。記事ページには公開日が明記されていないっぽいのだけれど、この記事の URL をツイートしているのが 2016-03-02 なので、その頃の記事なのだと思う。

>Content is King, But Context is God

コンテンツが王様。そしてコンテキストは神様。

>You’ve probably heard this one from me before: “Content is king, but context is God.” I love that that line is quoted so much, but I want to make sure everyone has the tools necessary to execute on that.

このフレーズを理解するには、Bill Gates が 1996 年 1 月に書いたとされる「Content is King」というエッセイを知っておくとよさそう。当時のぼくは小学校 6 年生だな… 覚えているはずもない。


それから 25 年、四半世紀が過ぎても相変わらずコンテンツは王様であり続けているとして、しかしコンテンツが生み出されるスピードはどんどん早くなり、良質なコンテンツも山ほど生成されるようになったのが近年。ソーシャルメディアの浸透がすごいよね。

コンテンツはあふれている。一方、人間が 1 日のうちに消費できるアテンションは増えていない。アテンションの奪い合いは激化している。もはや、コンテンツは「質が良い」というだけではアテンションを勝ち取れない。そこにコンテキストがなければ。

自分の日々にあてはめて考えてみると。たとえば、ぼくが観て楽しめるような映画はいくらでもあると思う。一生の間にぜんぶは見れないくらいにあると思う。良質なコンテンツはたくさんある。で、実際に観る映画はどのように決めているかというと、友人が日記に「おもしろかった!!!」と書いているとか、誰かがポッドキャストで「めちゃよかった…!」と熱く語っているとか、あるいはそれらの組み合わせで複数人が同時期に「これはよかった」と言及していたら自分の中でも一気に気持ちが高まったりする。まさにコンテキストが醸成されると「観てみよう」というコンバージョンに至る。

コンテキスト次第だよな、と思うことはちょいちょいある。