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助けを求められたら応じる

>ニューヨークは、世界で最も多様な人が入り交じる街。
>性別、年齢、国籍、宗教が違う人が、当たり前に暮らしてる。
>街で暮らすホームレスだって沢山いる。
>
>こんなにも多様な人がいるから、考えていることもそれぞれ違う。
>だから、いちいち人に声をかけて、手助けを押しつけたりしない。
>
>でも、困っている人となれば話は別。
>「手伝って!」と助けを求めれば、快く応じてくれる人が多い。

2019-10-22 の日記からもリンクしてある岸田奈美さんの上記の文章と、


>いいえ、本当に滅茶苦茶上手い人は、アドバイスが欲しいと言えば、すごく真剣に的確に指摘をくれます。あまり気遣い無く。その代わり、徹底的に丁寧に教えてくれます。なぜなら、一緒にプレイする以上、仲間の愚痴を陰で言うヒマがあれば、その時間一緒に練習して、仲間に上手くなってもらったほうが、クリアまでの時間が早いからです。このレベルの人は、自分よりスキルの低い人と自分を比較しないですね。悦にも浸らない。自分より上手い人を見つけて、その人を目標にするタイプです。ただ、この手の人は「教えて欲しい、なんでも指摘して!」と言わない限り、自分たちからは動かない傾向にあります。相手がどれぐらい真剣なのかを見ないと、相手を傷つけるのを知っているからですね。

ゲームのプレイヤーについて語られたこの文章が、自分の中で奇妙な形でリンクしたのでメモしておく。2021-06-20 に見かけた記事から 2019-10-22 に見かけた記事を思い出す体験がおもしろかった。共通点は、

さまざまな立場があることを理解していて、自分の考えを押し付けたりはしない
助けを必要しているとわかれば快く応じる

ぼくが自分がされていやなことはしない、の限界に書いたことにも通じているように思う。相手の気持ちや状況を確認してから行動を選択する。

>だから、「その程度は調べてこいよ!」で止まってしまうのは、ミッドコアの方の思想です。他人に期待する時点で時間をロスしていると思います。トップ層は、他人にまったく期待しないし、他人に期待しないぶんだけサポートが手厚い。チームでクリアできればいいので、そのチーム内で誰がトップかなんて、どうでもいいのです。

一人称が「わたし」から「わたしたち」になっていく変化に興味があって、この段落もおもしろかった。