generated at
ぼくが Scrapbox で書く日記は、ぼくにとってのユニバース
ここでいうユニバースというのは、メタバースマルチバースの「バース」部分に相当する概念のことね。


メタバース」といえば、2022 年 8 月現在においては「三次元空間」として想像されることが多いと思う。それと比べるとぼくがここの Scrapbox で書いている日記は極めて平面的で、メタバースの要素としてのユニバースというイメージはあまり持たれないかもしれない。

しかしぼくにとって、人々の想像の世界で無限に広がるユニバースというのは、三次元空間であることよりも、ハイパーリンクでつながってどこまでも広がっていく表現空間を感じられることの方が重要なのだ。

ほとんど欠かさず日記を書き残し続けている 2019-08-23 以降、ぼくの記憶や思考は、ハイパーリンクが織り成す立体構造として記録されている。これはよくできた Wiki としての Scrapbox の機能に支えられて、そうなっている。日記というと、場合によっては「月」ごとに表現されたカレンダーの中のヒトコマとしての「日」のように一列にきれいに並べられた記録を想像するかもしれないが、WikiName によって「日」と「日」がリンクしていく日記は、ツリー構造ではなくネットワーク構造を出現させる。ぼくの日記はツリーではない

惜しいのは、ぼくが日記を書く場として選んでいる /june29 における WikiName は、他の Scrapbox プロジェクトとうまくつながれていないという点だ。

たとえば、ぼくと似たようなスタイルで日記を書いている人がいて、その人が日記の中で言及した「ユニバース」という言葉が、ぼくが日記の中で言及する「ユニバース」という言葉と相互に連結されて行き来できるようになるとすれば、ユニバースユニバースがつながってマルチバースを形成し得るだろう。

はてなキーワードトラックバックが見た夢をぼくは今でも見続けているし、Tim Berners-Lee さんの言うセマンティック・ウェブや、Web3 ではない Web 3.0 の方も、同じような夢を見ていると感じている。