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ぷしゅ よなよなエールがお世話になります
くだらないけど面白い戦略で社員もファンもチームになった話


関連情報
2016-04-08 に発売された
2020-02-23 に購入した
2020-02-26 に読み始めて、読み終えた

>ずっと赤字だったのに、なぜ11年連続増収増益の会社に変われたのか?
>37歳からの挑戦で数々の奇跡を起こした挫折と再生のストーリー。
>読む人によって感動ポイントが変わる十人十色のビジネス書です!
>
>【主な内容】
>第1章 おもしろそうな仕事は裏切らない
>第2章 ファンは一〇〇人に一人でもいい
>第3章 弁当代が出ないなら東京に行きません
>第4章 どん底だから、この仕事に人生を賭ける
>第5章 運命を変えた七年前の手紙
>第6章 スキルは挑戦しながら身につければいい
>第7章 リーダーの不満は自分を映した鏡
>第8章 早ければ早いほど、最高のチームができる
>第9章 僕らの働き方を変えたら、ファンも販売店もチームになった
>付 録 今夜から使える エールビールの楽しみ方

読書メモ

井手直行さん、久留米高専出身なのだなあ
「談」と「論」の整理でいうと、この書籍の内容は「談」の方だと思う
「構成者あとがき」によると、この本は経済ジャーナリストの夏目幸明さんという方が口頭で井手直行さんの話を聞いて、その内容を組み上げて構成したものらしい
構成力がすごすぎひんか?

>僕らは、自然の営みを上手に管理し、人間の手ではとてもつくり出すことができない何かを創っているのです。

なんか好きだった一文

>新規参入者は、いわゆる「世の中的に正解」とされていることをやってはいけない。時にはあえて常識の逆を行くことも必要なのです。ネーミングから味からデザインまで、あらゆる場面で新規性が高くなきゃ、相手にもしてもらえません。

戦略的ポジショニングのお話

>「目先のことも大切だけど、存在意義に立ち返ろうよ」

これはティール組織的ですな

>「一緒にインターネットで世界を目指しましょう。三木谷浩史」

きれいな三木谷さんが登場する

>「デザインと中身、どっちが大事かといったら、断然、中身なんです。せっかく井手さんがビールに対する思いや、ビールの製品知識などをお持ちなのであれば、それを伝えたほうがいい。見てくれは悪くても、お店の特徴やこだわりを伝えたほうがいいんです」

楽天の担当者さんの言葉、これいいですねぇ

>楽天が創業した年にオープンした店だからと、部屋に「よなよなエール」の缶が置いてあるらしいんです。楽天の社員さんたちは、みんな「何だろう、あのビールは?」と思っていて、聞けば「あれは初年度のオープンのお店で、すごくいいビールなんだけれども、お店の人が全然やる気がない」と評判だったらしい。

おもしろエピソードだ

>「お互いの個性が、お互いの個性を補って、最高のチームができてくる」

チームビルディングに取り組んだお話、全体的にいい

>まず、ローソン史上で記録にないほど、お客様からの反響があったと言います。さらにはこのプロジェクトの担当者の方が、お客様の熱い反応を見て「感動して涙が出た」と言うんです。
>「ローソンで仕事をしていて、こんなにお客様が動いてくれて、いろんな感想を聞かせてくれるのは初めてです」

このローソンの事例を知らなかったけど、めっちゃいい話だった

>次に、引き算の経営をします。この場合は、何年に何人規模のイベントを実施していく、という案です。すると、いままでとはまったく別のやり方をするしかない。飛躍は、そんな瞬間に訪れます。

これは『Measure What Matters』で読んだ OKR の効能と同じだな、ムーンショットを狙うやり方だ