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『七人の侍』の組織論 by 内田樹

2010-11-22 に公開された記事で、june29 は少なくとも 2021-02-17 には目を通していて、その後に思うところがあったので 2021-08-16 にあらためてこのページを起こしてメモを残すことにした。

>あらゆる共同体では「オーバーアチーブする人」と「アンダーアチーブする人」がいる。
持ちつ持たれつ、みたいな話かな

>幼児や老人や病人や障害者は集団内では支援を与えることより、支援を受けることの方が多い。
>けれども、これらの「マイナーメンバー」を支援するときに、「自分は損をしている」というふうに考える人間には共同体に参加する資格がない。

>それゆえに集団において他者を支援するということは、「そうであった私、そうなるはずの私、そうであったかもしれない私」を支援することに他ならない。

>それは「構成員のうち、もっとも非力なもの」を統合の軸にしているということである。

>もっとも耐性の強い共同体とは、「成員中のもっとも弱いもの」を育て、癒し、支援することを目的とする共同体である。

>それゆえ、組織はそのパフォーマンスを上げようと思ったら、成員中に「非力なもの」を意図的に組み込み、それを全員が育て、癒し、支援するという力動的なかたちで編成されるべきなのである。