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Yes!プリキュア5 24話 感想 (ネタバレあり)
Yes!プリキュア5 24話 感想 (ネタバレあり)
完全ナーメテーターでした.....
Yes!プリキュア5 23話 感想 (ネタバレあり)のつづきで前後編の後編だったわけだけど、16年前のアニメとはおもえないぐらい今の自分のマインドにブチ刺さる話で晩飯食べながら嗚咽がやばかった
のぞみ以外の4人は、のぞみのポカをトリガーに口喧嘩になっちゃって、そっから元々抱えてた自分の葛藤が再来して....という話で
まあこれはりんちゃんじゃないけど、のぞみにしてもミルクにしても、こんな危うい連中をこういう繊細な作業に加えるんじゃないヨ~とはおもわなくもないけど
各個撃破されてしまい、闇堕ちしてしまった4人は幻の世界で「メシうまいねー」なんてのをずっとやっている
さすが上司はそこそこ優秀
のぞみが覚醒するのに、ココが作った鈴がちゃんと機能しているのがウマい!
それに対してのぞみが手を差し出して「5人なら無理なことはない」と諭すのがむちゃくちゃ刺さった
不安恐怖ってのは孤独が源泉なとこがあるとおもってて
パンデミックでより強く感じた
ふたりはプリキュアっていうシリーズそのものが、「ふたりは」と謳っているように、自分独りではくじけてしまうようなことも「君と」「あなたと」ならできる、ってことがコア中のコアだとおもってて
だから、クライマックスの展開で主人公(ピンク)が単身乗り込んでいってタイマンで決着をつける......ってのはなんかちょっと少年誌っぽい演出だなーとおもったりする
終盤にそれぞれが自分の中の葛藤とケリをつける時に、その葛藤そのものを表す敵幹部と対決するのはまあいいんだけど、最後はやっぱりチームでキメてほしいとおもう
バカみたいだけど、手をとりあったり、ハグしたり、そこまでいかなくても会って話したりなんだりってのはテキストだのデジタルだのの情報量と桁違いなんだよなーとパンデミックで思い知らされたのもあって、手をとりあうというシーンに(セーラームーンの必殺技を思い出すフォーメーションだけど)涙が止まらなかった
初代で最初はなんかグローブフェチ...?の奴がいるのかなというぐらい、手をつなぐシーンの力の入れようにちょっと引く自分がいたんだけど、魔法つかいプリキュア!でそれが引用されて、ひろがるスカイ!プリキュアでも引用されて、それはそんな生半可なシーンではない(グローブフェチとか失礼すぎる)なと
デジタル時代の口を噤む慣用句として「猫の動画をリツイートする」みたいな....「動物の動画だけのフィードをつくる」みたいな.....そういうのがあるとおもうんだけど、やっぱりそれは逃避行動なんだと、現実世界に帰らないといけないんだと、強くおもった
まあアニメみてる時点で逃げてるのかもしれんが.....
しかし一方で、彼女たちが命を賭してやろうとしていることは、滅亡したパルミエ王国を復興するという難事業で、そんなことをこんな少女たちに託すんじゃないよ!と王子2人に改めておもわなくもなかったのだった
鬼殺隊もそうだけどさ、やっぱり少年兵を動員するカルト組織感が拭えないよなー.....
あと、団結することは無条件によきことのようにも感じるが、しかしそうした群集心理が数多の戦争を産んできたわけなので、そこらへんも正直難しい話だとはおもう
最近のシリーズだとプリキュア一行があまりにもベタベタすぎて、凸凹コンビ的な、ソリは合わねえけど、2人なら射程伸びるからよォ、ぐらいの温度感のバディだったりチームが好きなので、もっとこういう喧嘩はしてほしい
んで、囚われ状態から復帰するのでも1話ぶんありそうなもんだが(ぶっちゃけもうちょいのぞみが一人一人諭していくみたいな演出だともっときてたかなあ)、そっからナイトメア側がパワーインフレしてきて、どーなっちゃうの~~~!っていう
「そういや、サブタイ新たな力つってたし....はっ!?ミルクが頑なにカバンを持って回ってるのはもしやカバンから新武器が登場するのか...!?!?(涙で鼻声)」
プリキュアリテラシーの高まりを感じた瞬間であった
最近のシリーズだとどうしてもおもちゃ展開を考えて女児が持てるような新武器が登場するわけだけど(あげはさんの新武器も案外コンパクト)、さすがに16年前はハチャメチャで、5人が搭乗するドローンみたいな巨大兵器が登場する展開は予想外すぎて度肝を抜かれた
レインボーキャリッジの原型もここに....!!
さすがに16年前だなあ、と感じる演出がここまでの回でそこそこあっただけに、しかし真髄はしっかりと刻まれている.....!と反省しました
16年分のインプルーブメントを感じるのは倒した相手の扱いで、それこそ最新作ひろプリではカバトンを粛清から守るということまできた
カマキリのヤツがGo!プリンセスプリキュアクローズばりにオーバークロックされた上に消滅させられるのはやや不憫ではあった